四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

危機感のかたまり

第25稿です。

前回の話は以下です。

qye04202.hatenablog.com

異動先の部署での役割は営業部における営業管理、部内総務、横串機能の発揮、でした。

でもいったい何をやればいいのか。

横串と言ったって部内にそんなニーズがあるのか。

各々の営業課が横との連携を少し意識すれば済む話、自分は出る幕もないし、そもそも横連携の意識は強い人たちの集団だったので、自分は本来的には必要ないのではないか、とずっと思い続けて悶々としていました。

異動当初は課長の下で2年くらいいろんな下働きをしていたのですが、2010年代半ばからは自分が課長になりました。

その間に部の業績は大きく伸長し、それに伴い課員も増強されていきました。

しかし自分の中では各営業課ができることを無理やり自分の課で引き受けることには仕事を作り出しているような気もして抵抗感がありました。

それでも何か価値あることをやらなくては、と焦っていました。

ヒントを得るために手当たり次第にいろんなインプットをしようとしていました。

部内のニーズを把握するために昼食会や懇親会を開催してはいろんな部員の声を聞いたり、他部の同じようなポジションにいる人と横連携をして情報交換して社内の他部の取り組みを学んだり。

商品部だったのでまずは商品のことを知らなくては話にならない、と資料を大量に入手しては朝4時に起きて勉強したり、仕入先の人に頼んで技術講習会を実施してもらい若手とともに参加したり。

横串機能を強化するためにはまずは自分の視野を広めておかないといけない、と社内で行われるセミナーに手当たり次第参加したり、社外の有名人の有料講演会に参加してみたり。

自宅の近くに図書館があったので、目についた本を片っ端から借りてきて読み漁ったりもしていました。

でも実務というアウトプットの伴わないインプットは全く身につかず、この期間での取り組みはおそらく何も身についていなかったように思います。

すでに40代半ばに差し掛かっていましたが、このままでは何の貢献もしないまま終わってしまう。。

そんな焦りがありました。

会社に属していれば○○会社の人、でもひとたび会社の外に出れば何者でもない。

社会に何の価値も提供できなければ世の中から忘れ去られてしまう、もし会社が倒産して放り出されたら?

2度の転職の過程で、会社というのはちょっとしたきっかけで人員整理も含めた厳しい状況になることを肌身で感じていました。 もし仮にそれが現実に起きたら組織や社会に何の貢献もしていない自分の存在はひとたまりもない、とも感じていました。

そして定年したあとの自分の存在意義は?・・・

これが危機感の正体でした。

たぶん周囲から見たら不必要に危機感を感じている変なヤツだ、と思われていたことと思います。

そんな中で、会社を辞めるという選択肢は取るつもりはないけれども会社に過度に依存しないようにしよう、と考えていました。

これは会社の価値観にすべてを委ねる生き方はしないようにしよう、と決意した、とも言えます。

また、かねてから一生涯仕事を通じて社会と繋がっていたいとも思っていましたので、定年後の準備もしておこう、と思うようになりました。

それに対する自分なりの答えが資格取得でした。

次回はそのお話をしたいと思います。

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