四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

会話が苦手

第29稿です。

少しふれておきたいことがあります。

自分の苦手分野についての話です。

30代半ばくらいまで時間を戻します。

結婚したのを契機に妻の友人などに会うことも増えました。

子供が育ってくるにつれて、幼稚園や学校のイベントなどでの親同士の接点も増えていきました。

ちょうどその頃に転職した会社は、営業を主体とする会社だったこともありましたので、社内の人、取引先、顧客など、劇的に人との接点が増え、また接待や職場での懇親会(かなり頻繁にありました)も相当数増えてきました。

人との接点が増える中で悩んでいることがありました。

それは会話するのが心から楽しめなかった、ということ。

そういう場に放り出されても話すことがない、ということ。

仕事であれば、会話の方向性はほぼ決まっているので何の問題もない。

ひとたびプライベートの世界に入り、生(なま)の自分で大勢の人と接したときに何を話していいかわからない。

前からこれは薄々(うすうす)自分の課題だと思っていましたので、意識をしていろんな場面に無理やりに顔を出すように努めていました。

ただそのたびにうまく会話できず悩んでいました。

自由会話をしなくてはいけない場面において、(本来自由会話というのは自由に会話すればいいので楽しいはずですが自分の中では「会話をしなくてはいけない」と感じる状況でした。)ずっと苦痛を感じていました。

だから、子供と一緒にいるときには子供の相手をすることで大人の会話から逃げていたように思います。

いま思えばとてももったいないことをしたと思います。

いろんな人と接することでいろんな人生に触れることができる、その中で学ぶこともあったのに。

特に大勢の中での会話が苦手。

自分の発話で人々の目がこちらに向くのも強烈に怖かったですね。

ひとえに話すべき内容を持たず、話が続かないからです。

当時の自分は世の中に対する問題意識も持たず、何かをどうしたいという強い意思もなく、これといって取り組んでいることもなく。

子供が生まれてそちらに全関心が向いてしまっていた、ということもありますが、世の中で話題になっていることに対する意見や感想も特にない、話題のドラマなどにも関心がないので見ない、当時周囲の人が多くやっていたゴルフも全く興味なかったし、本も読まないし勉強もしない、自分へのインプットを全くしていなかったため、アウトプット(発話)することがなかった、というのが真相だと思います。

妻は全く真逆でしたね。大勢の場でもどんどん話題を投げかけて周囲の共感を得てみんなの話が盛り上がっていく。

羨ましいと思いました。

人との話題についていくという理由でテレビにかじりついたり本を読んだりする、というのは本末転倒だとは思いますが、いろんなことに興味を持つ、ということができていなかったな、と思います。

いまでは、人と接するとその人の価値観、やってきたこと、趣味や興味など、いろんなことを知りたくて、その衝動を抑えるのに苦労します。

30代でいろんな出会いがあったはずなのに、人との会話を増やして人生を幅を広げる努力をしなかった。

このことはとても反省することしきりです。

こんなことで悩む人もそういないのかもしれませんが、私の場合は結婚、育児、転職、という大きなイベントが30代半ばの短い期間に一気に重なったこともあるのかもしれません。

後悔先に立たず。

反省ばかりしていても仕方ないので、今後の出会いはもっと大切にしていきたい、と思っています。

次回は、これをどう克服したか、という話をしたいと思います。

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