親として子供と関わる~中学受験(2)
第36稿です。
前回の話は以下です。
今回は親から見た受験体験記みたいになってしまいます。
ちょうど息子が中学受験の年は、「ビリギャル」という映画が公開されていて、息子と映画館に見に行ったのを憶えています。
偏差値30(だったかな)から慶應義塾大学に合格した女子生徒のサクセスストーリーでした。
少しでも発奮材料になれば、と思って連れて行ったものでした。
その頃の私はとにかく勉強は本人がやる気にならないと始まらない、とモチベーションを高めることばかり考えていました。
いま思えば中学受験はそれも大事だったけど、それ以上に実際の訓練が大事だった、というのはあとでわかったことです。
秋くらいに成績も見ながら受験計画を立てるのですが、本人とも話して以下のようにしました。
1日目 第一志望校
2日目 第二志望群1回目
3日目 第一志望群
4日目 第二志望群2回目
1回目、2回目というのは、1度受験して不合格でも、同じ学校にもう一度チャレンジする機会が与えられるというものです。
中学受験の場合は結果がすぐ出るので(確か1日とか2日くらいだったように思います)できる技です。
本人と話して行きたい学校をピックアップして受験することにしたのでどこに縁を頂いてもいいと思えるはずでした。
とはいうものの、直前まで成績は第一志望校はおろか、第一志望群には届かないレベル。 それでも直前でいい先生に巡り合ってコツを掴んだようで、国語だけは成績がかなり上昇してきました。 さらに、試験日の関係で第一志望校が昨年より少し難易度が下がる、という塾の見立てもありました。
そのことから、第一志望校はいけるのではないか、という少し楽観的な観測を持っていました。
結果は第一志望校×、第一志望群×、第二志望校1回目×、第二志望群×。
最後のほうにうけた第二志望群2回目でようやく合格を頂きました。 やっと合格が出て良かった、と思っていた一方で、殆ど第一志望校に行くつもりで想像を膨らませていた分、想定が違って調子が狂ったというのもあり、何とも複雑な思いでした。
有利な情報だけを見て都合よく解釈し楽観的になるというセオリー通りの失敗パターンでした。
あとは気持ちの整理ですね。合格を頂いたところで頑張ろうという。
親としての私も落ち込んでしまったのが本人にも伝播してしまったと大きく反省しています。
不合格の一因は中学受験をする子供の親として、きちんとペースつくりをしてやれなかったことでした。 そして細かく内容を見てやって穴を埋める作業をしてやるべきだったのですが、それができていなかったこと。
結果的に本人は子供ごころに敗北感を持ってしまったと思います。
ある意味残酷なしくみですが強い者が勝つ、という当たり前のことを知るいいきっかけだったのかもしれません。
こうして中学受験は終わりました。
でも受験はこれで終わりませんでした。
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