親として子供と関わる~娘とはどう接する?(2)
第41稿です。
前回は男親として娘との距離感についての話をしました。
娘との関係をテーマにして記事を書こうとしたときに、筆がしばしば止まってしまう自分に愕然としました。
娘が生まれてこのかた、父親として接してきましたが、子どものことをわかっていない、ということの証左ですね。
息子に接するのと同じように娘にもいろんな経験をしてほしいと思っていました。
二人でもよく出かけたと思います。
紅葉狩り、スキー、川下り、あるいはそばの公園の散歩などなど思い出せばきりがないし、それぞれがいまでも戻りたい楽しい時間でした。
でもやはり自分は娘のことをわかってやれていない。
こんなことがありました。
一時期東南アジアのこの地で家族と一緒に暮らしていたことがあります。 息子と同じように娘も現地インターナショナル校に通っていました。 妻譲りの社交家で、英語もできないのにたちまちあっという間に友達の輪を広げ、休みの日には泊りがけで友達の家に遊びに行くくらい楽しく過ごしていました。(ちなみに泊りがけのことは英語でsleep overというそうです)
小さいときからいろんな運動をしてきたことから走ったり泳いだりすることが得意だったこともあり、学校代表選手としてインター同士の対抗戦に出たりもしていました。まさにエンジョイしていました。
同じ学校に通っている王族もランチ友達で互いの誕生会に行き来するような交流もありました。(この話は次回に)
ところが家の事情で妻と娘は先に帰国することになり、友達との挨拶もそぞろにバタバタと帰っていきました。
そのあと日本の学校でもそれなりに楽しくやっていたようですが、あるとき娘と会話しているときにポロリと言いました。
「私は帰りたい、と一言も言ったわけではないのに帰ることになってしまった。できることならまた戻りたい・・・」
涙も見せていたように思います。
Skype越しだったのでよくは見えなかったのですが。
本人は親を心配させてはいけないという思いで、いろんな決断にしたがっていたのだと思いますが、本音は戻りたくなかったんだなと。
いろんなやむを得ない事情はあったのですが、親は子の人生を振り回す大きな存在なのだと改めて感じました。
そしてこの子の気持ちの動きも充分にわかっていたとは言えないな、とも思った一言でした。
いまも毎日のようにSkypeを通じて勉強を教えているのですが(便利な時代になりました)、勉強は教えていても、心の動きまで捉えているかは甚だ心もとない。
子どもの気持ちに寄り添う心を常に持っておきたい、と改めて思いました。
次回はこちらでのちょっとした思い出をお話ししたいと思います。
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