1人の日本人として海外を見る~中国(1)~
第52稿です。
前回から自分と海外との接点について話そうとしています。
海外といってもいまや日本人にとって珍しくもなんともない時代になりましたが、それでも自分という一人の日本人から見た海外という視点は一つしかないので感じたことをお話ししてみたいと思います。
今回は中国について。
私が初めて中国に行ったのは1990年代前半だったと思います。
学生時代の春休みを使って1人で1か月くらいかけて巡りました。
今でこそビザなくても入れる国になりましたが、当時は領事館にビザを申請し入国許可を取得する必要があったと思います。
香港だと中国のビザがすぐ取得できるという情報があったので中国政府出先機関でビザを取得したような記憶があります。
中国に返還される前でした。
空港は啓徳空港という市街地に近い場所でした。当時世界で最も着陸が難しい空港と言われていました。
香港の夜景は案の定きれいでしたね。
キャセイ航空で23時くらいに到着し、安宿に向かうために空港でタクシーに乗りました。
でも英語は通じない。学校では香港は英国の植民地と習いました。当然英語は通じるはずと思って話しかけたのですが全く通じない。
生活言語は広東語だったんですね。こういうことは実際に経験してみないとわからないですね。
安宿は尖沙咀 (Tsim Sha Tsui)という香港の繁華街にある数十階建てマンションの40階くらいだったと思います。
窓の外を見ると同じようなマンションがたくさん建っていて向かいのマンションではベランダで洗濯物を干している様子も見えました。
たぶん住民も普通に住んでいたのでしょう。
テレビをつけると日本のドラえもんを広東語吹き替えでやっていました。
自分が地方出身ということもあり、大都会には小さいときから憧れがありました。
そういうわけもあって、旅行するときは大都市には立ち寄るようにしていました。
香港も私にとっては大都会。
でもいまいる4畳間の安宿の一室や窓から見える風景は果たして自分の思っていた大都会なんだろうか、都会に自分はいったい何を求めていたんだろうか、という思いが自分の中に湧いてきたのを憶えています。
大都会・香港で何かやりたいことを探すこともできず、あるきっかけをもとにすぐ香港を出て中国大陸に向かうことにしました。
続きは次回にお話ししたいと思います。
Photo by Ben Cheung on Pexels.com
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