1人の日本人として海外を見る~サウジアラビア(4)~離任
第60稿です。
前回はサウジ駐在中の休日の過ごし方についてお話ししました。
2度目のサウジ駐在のときは東海岸だったので、バーレーンという島国に行くこともできました。
バーレーンとサウジアラビアはキング・ファハド・コーズウェイと呼ばれる橋で繋がっていて、クルマで往来ができました。
会社の慰安旅行で1泊2日の日程でこの国に渡ったときは、街中でアルコールを販売しているし、バーも普通に営業しているし、女性はTシャツで闊歩しているし、同じ中東の中でのあまりの違いにビックリしました。
解放感の違いとでも言うべきことなのかもしれません。
そして任期が終わり、帰国することになったときのことです。
国内線で任地を離れ国際空港に入り、搭乗手続を終えてセキュリティーゾーンに入ろうとしました。
税関の係員にパスポートを見せたところ、
「君のビザは本日期限となっている。このビザでは搭乗することはできない、あっちに行って対処方法を聞け」
と入場を拒否されてしまいました。
税関の事務所に行って係員に聞くと「このビザでは出国できない」と同じことを言う。
ビザは会社経由で取っていたので確認することも一瞬考えたのですが、あいにくその日は休日。
既に会社からは遠く離れたところにいるので誰の手助けを貰うこともできない。。
困ったのですがいかんともしがたいので再度セキュリティーゾーンに行きました。
さっき入場拒否した係員にパスポートを再度見せました。
係員「向こうで何と言われた?」
私「うん、これで行ける、と言ってるよ」
係員「あ、そう」
あっさり通過できました。
ビザが当日切れるとしても有効なものは有効であることに変わりないはず。
いまだに係員のほうが間違っていたのではないか、とも思うのですが、全く不思議な、そして肝を冷やした体験でした。
搭乗口に追いかけてこられたらどうしよう、とも思いましたが、それ以上深入りされることもありませんでした。
システム化されていないがゆえの、古き良き時代だったのかもしれません。
当時の会社の規定でビジネスクラスに乗れたのですが、、乗ったエアラインはシンガポール航空。
航空機に乗り込むと別世界。
ウェルカムドリンクとしてアルコール入りのシャンパンが出てきました。
国内では全くアルコールを飲んでいなかったので、冷えたシャンパンが五臓六腑に行き渡り、あっという間に酔ってしまいました。
サウジの話はこれで終わりです。
次回は別の話をしようと思います。
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