ブルネイ~日本との関係~生活目線で(1)
第70稿です。
前回はこの国の一夫多妻制についてお話ししました。
今回はブルネイと日本の関係についてお話ししようと思います。
インターネットで探せば、日本はこの国の最大の輸出相手国であるとか、皇室や政府間の交流が活発である、などの記事が出てきます。
今回はそういう大所高所のことではなく、生活目線で見たときの関係、という観点で取り上げたいと思います。
まずは日本国の誇る最大の工業製品である自動車。
この国ではざっと見た感じ8割~9割の道行くクルマが日本ブランドです。
トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱、スズキ、ダイハツ....
この国の人は日本の乗用車メーカーのブランドは全部知っていると思います。
現地の人に聞くと、まず信頼性が高い。そもそも故障が少ないそうです。
そして、故障した時のメンテナンスコストが安い。
ある程度のパーツは常備されていて、かつ費用も他の国のクルマよりも安いそうです。
この国では時刻表のない乗り合いバスと全国で40台しかない(註 真偽不明)タクシーしか公共交通機関はなく、人々の移動はクルマに頼るしかありません。
家族全員がクルマを持つことも珍しくなく、そして1人が複数台持つこともよくあること。
殆ど唯一の交通手段であるクルマが故障したら仕事にも買い物にも行けないので予備として持っておく、という発想があります。
故障しないクルマ、メンテナンスコストが安いクルマ、というのは必然の要請です。
もっとも、最近はデザイン性からか、起亜などの韓国車も若年層の間では広がっているようには見えます。
さらに日本の誇るサブカルチャーであるアニメーション。
他のアジア諸国と同様に、ドラえもんやドラゴンボールなどのアニメが入ってきていて、こちらの若者が日本語で主題歌を歌えるのにはびっくりしました。
映画館で日本のアニメが上映されることもあり、しばらく前には「天気の子」をやっていました。
もちろん日本語で流れていて、字幕は英語とマレー語。
映画のテロップを見る限り、配給しているのは華僑系の会社のように見えました。
見に来ているのは我々以外は現地の人。いずれも家族連れで来ていて、そのほとんどがマレー人だったと思います。
(註 ブルネイ人の構成はマレー系約70%、華僑10%、その他20%となっています)
聞くとこういうアニメで出てくる東京などの日本の大都市の様子を見て子供ながらに憧れを抱く、ということのようです。
自分は人々が憧れを抱いてくれる対象である国から来た、というのは少し誇らしい気もします。
次回もこの国についてお話を続けます。
写真:現地の映画館に掲げられた「天気の子」のポスター
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