四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

書籍に出会う~「生きるための選択」

第89稿です。

少し忙しくて更新が滞ってしまいました。

今回は北朝鮮から脱出した少女の話です。

近くの書店でたまたまこの本の原書を見つけて興味を持ちました。

TEDというプレゼンテーションのサイトでもこの著者が脱北に至るまでの壮絶な話を涙ながらに語っています。

(日本語字幕あり)

www.youtube.com

ますます気になっていたので、日本語版を見つけたのを機に読んでみました。

北朝鮮でのすさまじい極貧生活。

13歳という年齢で母とともに自由を求めて脱北を決意。

大枚をはたいて国境を越え、中国、モンゴルを経て韓国に渡る過程を描いています。

その間には数々の裏切り、人身売買、売春、強制結婚などおよそ考えられないような数々の壮絶な経験が語られています。

苦難を乗り越えて辿り着いた韓国では、順応するのもまた大きなハードルだったとも描かれています。

それでもハンデを克服して猛勉強の末に大学に入り、小さい頃から敵国と教わっていたアメリカに渡航

ボランティアに携わる過程でホームレスの男性に片言の英語で自分の半生を語ったことをきっかけに、自分にも人に何かを与えられる、ということを学んだ、とあります。

著者は言います。

『誰にも砂漠はある。それは私の砂漠とは違うかもしれないが、誰もが人生の目的を見つけて自由になるためには、その砂漠を越えなければならないのだ。』

(本文からの引用)

これをきっかけにもともと封印しようと思っていた北朝鮮での忌まわしい経験を多くの人に伝えよう、と考えたそうです。

私は日本に生まれて育って、衣食住に不自由しない生活をしてきています。

それなりの苦労もしたり、思うようにいかないことばかりだったような気がするけれども、この少女が経験したことに比べれば天国のようなものだと感じます。

先日、あるイベントで、プレゼンターのマレー系中年男性が"Life is NOT so easy(人生そんな楽じゃない)"と語っていました。

もちろんこの少女が経験してきたことはNot easyとかいうレベルではありません。

それでも人生は"Not so easy"、うまくいかないことのほうが多い、と思って生きていくべきなのかもしれません。

そしてそんな中でも誰かのために何かを伝えていく、そういう営みが必要なんだろうな、と思います。

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