学生時代~サイクリング活動⑤フラットな組織で
第104稿です。
前回は自転車から距離を置くきっかけとなった耐久ランの話をしました。
それで一気にバイクの話を、とも思ったのですが、自分の活動の多くの時間を費やしたサイクリング部についてきちんと語っていないのは正しくないと思うので、今回だけ場所を割いてもう少しだけ話をしたいと思います。
その集団の話です。
高校のときには剣道部に属していました。
その当時は先輩は絶対的な存在でした。(いまはどうなんでしょうか)
1年先輩だってそう、2年先輩や3年先輩なんてもう雲の上、ましてや指導教官なんて自分たちの及ばない雲の上の人でした。
それが世の常識だと思っていましたので、上の人に意見するとか逆らうとか議論するなどは自分の中ではあり得ず、対等に口を利いてはいけない、とまで思っていました。
いま思うとかなり化石のような考え方にも見えますが、いまだにこういう世界は日本社会では存在するのでしょうか。
サイクリング部はかなりフラットでした。
もちろん年次は尊重するけれども、みんな割と年次に関係なく言いたいことを言っていたように思います。
考えてみれば人生の1年、2年先輩というのは長い目で見ればそんな大きい差ではないでしょうし、そもそも1浪、2浪で入学してくると上級生と年齢が逆転していることも多々あった、というのも理由かもしれません。
さらには剣道は技の世界でもあるので、経験を積んでいることも重要なことでしたが、サイクリングの世界は、特定の技があるわけでもなく、先輩だから何でも知っている、ということでもないのである意味当然でした。
厳然たる上下関係の中にいた自分にとっては(自分が必要以上に意識していた側面もあるとは思います)、このフラットな集団はかなりのカルチャーショックでした。最初はある意味居心地の悪さすら感じていました。
逆に言うと、自分が上級生になっても、年次が上というだけでは敬意の対象にならない、ということを意味します。敬意を集めるために活動するわけでないですが、集団の中で自分が存在意義を感じられるようにしておく、というのは必要なことかもしれません。
自分はどのように他の部員と差別化したらいいのだろうか、ということを考え続けていたような気がします。
のちに中小企業診断士試験を受けるにあたり、マズローの欲求段階説(※)というのを学びましたが、この中における尊重欲求を満たそうとしていたのだと思います。
(※)マズローの欲求段階説(引用元:TAC出版 スピードテキスト1 企業経営理論 2015年度版)
マズローは、人間のもつ欲求を以下に示すような低次から高次にかけての5段階でとらえている。
[1]生理的欲求(食物、水などの人間の生存にかかわる本能的欲求)
[2]安全の欲求(安全ないしは安定した状態を求め、危険を回避したいという欲求)
[3]所属と愛の欲求(集団や社会に所属、適合し、そこで他者との愛情や友情を充足したいという欲求)
[4]尊重の欲求(他者から尊敬されたい、自分が他者より優れていると認識したい欲求)
[5]自己実現の欲求(自己の向上、あるいは自己の潜在的能力を実現したい欲求)
そしてそれはいまにも繋がる欲求ですし、そういう思いが成長の原動力になるのかもしれないと思います。
だいたい思い描くようにはいかずに能力不足を嘆くのが関の山ではありますが。。
話がかなり逸れてしまいました。
学生なので勉強もしなくてはいけません。勉強や研究のことはだいぶんあとのほうで触れようと思います。
次回以降はバイク乗りになった話をしたいと思います。
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