四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

学生時代~学問の話も⑦

第116稿です。

前稿では、卒業論文に際して同級生のプレゼンテーションに衝撃を受けた話をしました。

qye04202.hatenablog.com

その同級生の完全な真似ではありましたが、全面的に自分の発表内容を刷新し、1テーマ1スライド(正確にはOHPフィルム)に変えて、わかりやすさを意識した構成にしました。

卒業論文発表当日はどういう構成で何を説明したのか殆ど憶えていません。

失敗だけは憶えています。

学術用語一言で済む話を、それを知らないばかりに、グラフを長々と説明してしまったり、聴講者の質問に対して、聴講側に座っている教授に向かって「こういうことでいいんですよね」と問いかけて、失笑を買うなど。

卒業論文発表の全体的な自分の中での印象は、ひどい内容だったな、というものでした。

考えてみれば指導員である院生の言われる通りに実験を行い、院生の視点や意見にしたがって考察を行い、卒業論文作成も完全に指導員に頼り切った状態。その発表はそういう状態ですべて借り物の知識で臨んだ形だったからこそ生じた結果でした。

自分の力で纏め上げよう、という気概が足りなかったと思います。本当に恥ずかしい話です。

いまあの場に立っていたらもっとうまくやれたのかもしれません。

何を目的とした実験なのか、仮説に対して実験結果はどうだったのか、それはどうしてそうなったのか、を考察した上で、自分なりのストーリーを考えて論文構成も考えたと思います。発表に際しては、事前に自分の中で論点を整理し予行演習もやって、想定される質問に対する回答も準備をし、できる限りのことはすべて準備をして臨む、ということをしたかもしれません。

でもこれは修士課程に進んで研究を一歩進めたり、社会人として実務に関わる中で培われた発想であり、大学生当時の自分にはそんなことは考える余裕もありませんでした。ただただ目の前のことを終わらせることだけしか考えられませんでした。

あの発表は自分の中では落第点だったけれども、ポジティブに考えれば、自分の成長の過程での学びだったので人生にプラスだった、とも言えるのかもしれません。

何とか卒業論文を通して頂き、そのまま大学院生として研究室に残りました。

次回は大学院生としての様子をお話ししたいと思います。

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Photo by Negative Space on Pexels.com

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これまで複数の中小企業診断士仲間のブログを紹介していたのですが、令和2年度の中小企業診断士二次試験は終了しましたので、試験対策系のサイトの紹介はしばらく見合わせ、以下のみご紹介させて頂きます。

いつも知識をアップデートするのに参考にさせて貰っているサイトです。

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ひでのつぶやきブログ-中小企業診断士と社労士のダブル資格をもつ筆者が、わかりやすい言葉でいろんな制度を中心に解説しています。中小企業診断士と社労士という2つの専門家の視点からの解説は勉強になります。

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