四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

学生時代~学問の話も⑧

第117稿です。

前稿では、卒業論文発表の際の失敗について触れました。

qye04202.hatenablog.com

大学は卒業しましたがそのまま同じ研究室に所属していましたので、生活には何の変化もなく、卒業した感覚は全くありませんでした。

変化としては、修士課程に進んだということで研究を進める責任が発生したということでしょうか。

特に自分の指導をしてくれた院生は修士課程を卒業してしまったので、彼のやっていたテーマを自分で引き継いで主体的に進める必要がありました。

さらには、1年前の自分がそうであったように、下級生としての4年生が配属されてきましたので、彼らの研究の指導もする必要がありました。

来る日も来る日も研究室に通い、いろんな機材を前にしてはどういう風に研究を進めるべきか悩んでいたような気がします。

材質を変えたりなど条件をいろいろ変化させて、そこから得られるデータをもとに考察し、ある結論を得ようと取り組んでいたのですが、毎日毎日同じことを繰り返していると何の結果も得られていない感じがして、自分自身のモチベーションを保つのが大変でした。

すぐそばにいる同じ研究室の人や教授、あるいは同じように別の学部で修士課程に進んでいた同級生と意見交換などをするという発想を持てればよかったのですが、当時は自分で思い悩み、自分で解決しようとしていました

むしろ相談しても個々に事情が違うから意味がない、とまで思っていました。

いま思えば、壁にぶち当たったら自分一人で解決しようとしない、自分の見える範囲だけで解決しようとしない、問題意識を持ったらそれを誰かにぶつけて意見を求める、特にその分野とは全く違う人の意見を求める、そしてそれを継続すること、をすれば道は開けたかもしれないと思います。

答えを出したい問いを見つけたときに、すぐに答えを求めようとしても得られないことが殆どのように思います。いろいろ動き回っているうちにいろんな情報の組み合わせで解決に至ることが多く、即効性のある答えを求めにいってはいけないな、と思います。

でも当時は全くそんな発想には思い至りませんでした。

結局その後の長い社会人経験を経て、ようやくわかったような気がします。

自分一人でできることは限られていること、その上でいろんな人の知見をいい意味で活用すること、これは研究の世界でも、業務上の実務の世界でも、もっと言えば日常生活でも同じではないかと思います。誰かに相談するのも能力の一つではないかとも思います。

いまでは困ったことがあれば知り得る限りの人に相談しようと心がけています。

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

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これまで複数の中小企業診断士仲間のブログを紹介していたのですが、令和2年度の中小企業診断士二次試験は終了しましたので、試験対策系のサイトの紹介はしばらく見合わせ、以下のみご紹介させて頂きます。

いつも知識をアップデートするのに参考にさせて貰っているサイトです。

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ひでのつぶやきブログ-中小企業診断士と社労士のダブル資格をもつ筆者が、わかりやすい言葉でいろんな制度を中心に解説しています。中小企業診断士と社労士という2つの専門家の視点からの解説は勉強になります。

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