四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

学生時代~アルバイト②

第121稿です。

前稿では学生時代のアルバイトについてお話ししました。

qye04202.hatenablog.com

いずれも1日だけ、長くても3日間程度でした。

ときどき一度働いたことのある工務店さんから幾度か声を掛けて貰って働かせて貰ったこともありましたが、基本的にはその場限り、という単発アルバイトが殆どでした。

その中でも数年単位で長く続いたのが洋食レストランのアルバイトでした。

大学の近くにあって、もともとサイクリングの仲間が既に始めていました。

何か長期のアルバイトをしたいという思いがあったのだと思います。始めてみることにしたのは大学3年の頃だったのではないかと思います。

強烈な個性のマスターがいて、それをフリーターやアルバイトが取り巻くサークルのような空間でした。

マスターは自分で料理を勉強し開業した人で、独特のセンスで創作料理を編み出し、そのビジュアルと味でお客さんを魅了し、店はかなり根強いファンを持っていました。

調度類から飾り付け、遊び心と芸術性を感じさせる手書きのメニューなど、センスを感じさせる店づくり、アルバイトで来る学生も、近くに芸術大学があったこともありそこの学生が多くアルバイト登録していました。登録といっても店のルーズリーフに名前と連絡先が書いてあるだけでしたが。

そもそもそういう芸術肌の人たちが集まる場所では、飛び交っている会話も自分の全く及びもつかない未知の世界

その上、人との会話の仕方も知らなかったし、一緒に働く仲間への気の遣い方も知りませんでしたので、いま思えば、当時は本当に自分は何も知らなかったな、と思います。

そこでの自分は何もできないとても小さい存在のように感じました。

およそ自分のように機械モノや数字にしか興味のなかった人間は、かなり異質な存在だったと思います。

そして何より戸惑ったのは、マスターも含めたそこにいる全員のフラットな関係

私自身はそれまでの人生で、中高生の剣道部では厳格な上下関係、大学でのサイクリング部でも割と緩めではあったものの先輩後輩の上下関係で生きてきましたし、それが自分のポジションを決めることができてとてもラクでした。

ところが店ではマスター(当時40代)、フリーター(20代)、アルバイト(20代)が友達のように、ため口で話している。

しかも互いがあだ名で呼び合っている。ひょっとしたら互いに本名も知らないのかもしれないしそんなことはどうでもいいと思っているのかもしれない。

この人間関係は自分の中では全く処理できず、頭の中は混乱の極みでした。

自分をどこにおいていいかわからない・・

でも不思議なことにやめたいとは一度も思いませんでした。

多様性を受け入れる店の空気、マスターの大きな包容力があったからだと思います。

意図していたわけではないですが、結果的に自分を磨くいい機会になったように思います。

長くなってしまったので続きは次回に譲ります。

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Photo by mali maeder on Pexels.com

※写真はイメージです

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