学生時代~家庭教師②
第126稿です。
前稿では初めての家庭教師でうまく結果を出せなかった話をしました。
次に担当したのは男子高校生でした。
誰かの紹介だったと思います。
彼は英語が苦手ということで、英語に限定した家庭教師でした。
この教科を克服したいという本人の意思があり、学び取る意欲に溢れていました。
彼は高校球児だったこともあってか、粘り強く学習に取り組み、わからないことがあっても途中で投げ出さないで最後まで取り組んでいました。
こちらが教えることを次から次へとモノにしていたので教えている側としても非常に張り合いがありました。
彼の場合は明確に結果が出たケースでした。
これは私が教えたから、というよりも本人の意欲が高かったこと、そして英語だけ、という特殊な要素があったのだと思います。
次のは2人の女子高生を同時に教えていたケース。
先輩からの紹介でした。
週に1度お宅にお邪魔し、友達同士2人が勉強しているところに同席し、わからないことがあれば質問を受ける、というスタイル。
おそらく学習習慣をつけさせることを目的としたものだとは思いますが、これはかなり珍しい家庭教師のパターンだったのではないかと思います。
教える側としては質問が出てくるまで待つという形なのでラクではありますが、力を発揮する場面が少なく、物足りなく思ったのも事実ですし、そのスタイルの学習法で彼女たちの学力を向上させることができたかどうかは甚だ疑問です。
前稿も含めて、以上3件(小学生、男子高校生、女子高校生)が家庭教師をやったケースでした。
その十数年後、自分の子供に勉強を教えるという機会も多くありました(いまもやっています)が、それも踏まえて人に勉強を教える、という点で振り返って思うことは次のような点です。
・勉強を教えるだけであればそう難しくはない
・実は必要(かつ難しい)なのは目標に向かって何をどうやるか(本人に合った)計画を立てる(立てさせる)こと
・その上で教えられる側がやり切る意欲をもつこと、教える側は意欲を持たせること
・教える側は計画に対する進捗を適宜確認すること ・成果は本人の意欲によって大きく左右されること
考えてみればいずれも当たり前のことです。
ただ、教える側も教えることを専業にしているのでなければ掛けられる時間と労力は限られているので、成果を出そうと思ったら教える側のタイムマネジメントも必要でした。
いま話しながら思うことは、仕事でも同じことが言えるな、ということです。
Steve Jobsの伝説の演説の中に、Connecting the dots(点を繋ぐ)というフレーズがあります。
それぞれ無関係と思うことでもいろいろやってみなさい、そうすればあとでその点が線で繋がって全体が見える、というような主旨だったと思います。
こういううまくいかなかった経験が(うまくいった経験も)自分の明日に繋がるのかもしれないな、と思います。
長くなりましたので今回はこの辺までにします。
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