平成(初期)の就職活動①
第127稿です。
前回までは学生時代のことを長々とお話してきました。
最近までの自分の中での印象では大したことしていない学生時代だったな、と思っていたのですが、思い起こしてみるとそれなりにいろんな学びがあったようにも思うので、こうやって振り返ってみるのも悪くないな、と感じています。
特に前回触れたSteve Jobsの「点を繋ぐ」という話は自分には刺さる考え方でした。
人生のいろいろな回り道はきっと無駄ではなかった、という自己肯定感を持つという意味で。
今回からはしばらく当時の就職活動について振り返ってみたいと思います。
私の場合は大学4年、大学院2年のときの2回、新卒としての就職活動をしています。
いずれも平成ひとケタの頃の話です。
文系の学生だと銀行、商社、証券会社、生命保険など、理系の学生だと重電、電機、鉄鋼、機械、建設などが中心でしたが、先輩たちが就職活動をしているのを見て、何でみんなと同じように就職しなくてはいけないのだろうか、と疑問を持っていたのを思い出します。
いま思えば大それた考えではありましたが、当時未熟ながらも何のために働くのだろうか、と考えていました。
それでも時期が来れば何者かにはならなくてはいけないとも思っていましたので、自分も就職活動をし始めたのだと思います。
平成初期の当時は、大学3年生の後半くらいから(だったと思います)、下宿に大量のダイレクトメールが送られて来ていました。
主に就職情報を扱う会社からでした。
かなり分厚い冊子に多くの会社紹介が掲載されていて、興味のある会社に備え付けのハガキを投函して資料請求する、というスタイルだったと思います。
自分が何に向いているのかもわかっていませんでしたし、いろんな可能性は追求したいと思っていたので、規模の大小、業界に関わらず、少しでも興味のあると感じた会社については手当たり次第に資料請求をしていたように思います。
結局は情報の山に埋もれてますます自分が何をやりたいのか見えなくなってしまった、という副作用もありました。
ときには既に一足先に就職していた大学のOBから連絡を受けることもありました。
いわゆるリクルーターです。
当時は携帯電話なんてなかったので、下宿で電話を受けるか、留守中だと留守番電話のメッセージを聞いて掛け直すかしてアポイントをとって出かけていき、会社の説明を受けたり工場を見学したり、といったことを繰り返していました。
大学のOB、かつ同じ学科の先輩後輩ということで、双方が身内という感覚でしたから、その会社のいいところや悪いところをかなり赤裸々に語ってもらったと思います。
いいことづくめで話してくれる先輩もいましたが、この業界はきつくてしんどい、いいことないよ、と終始ネガティブトーンで話されてさすがに引いてしまったこともありました。
少し長くなってしまったので続きは次回以降に順にお話ししたいと思います。
Photo by Philipp Birmes on Pexels.com
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