試験の話~FP技能士①
第131稿です。
前回までは就職に至るまでの20代のときの話をしてきました。
今回以降は、少し話が飛び、40代後半での資格試験の話をしたいと思います。
今回はFP(ファイナンシャルプランニング)技能士の話です。
最初にその資格を取ることになったのは妻の影響でした。
彼女は自己啓発の一環で就職前に既にFP2級、AFPを取得していました。
結婚前にそれを知ったのですが、その頃から、生命保険や損害保険を自分に合った形に契約し直す流れが出てきていて(従来は大手生保や損保が設計した商品を営業パーソンに言われるがままに購入するというスタイルでした)その人に合った保険や損保の提案というのは今後必要になってくるだろうとはおぼろげながら思っていました。
自分自身も大手生保から自己設計型の生保商品に切り替えましたし、マンションを買うのに住宅ローンを活用する機会があったこと、国の年金制度には大きく不安があったこと、などから株や投資信託などの金融商品も活用して資産を増やすことも考える必要性を感じていました。
そこで金融に関する知識を網羅的に取得するべきだと思うようになりました。
巷に出回っている金融系の本に手を出したりして読もうとしてもみましたが、帯に短くタスキに長し、という状態、基礎的すぎたり難しすぎたり、で自分にちょうどいいと思える本にはなかなか出会えないまま40代を迎えてしまいました。
あるとき、そうか、資格取得を目指したらいいんだ、と思い至り、国家資格であるFP2級を取得するための学習をすることにしました。
ちょうど部署が変わったり、仕事上でトラブルを複数抱えていたり、家ではまだ小さかった2人の子供の面倒を見たり、など、公私ともに相当大変な時期だったように思います。
それでも思い立った時にやっておかないとおそらく二度とやる気にはならないと思っていたので、朝の通勤時間や退勤時間の移動中の電車の中や、昼休みに職場から離れた公共スペースの一角を使ったりして勉強をしていました。
試験勉強を始める前からわからないなりにもいろんな金融関係の本や雑誌を読んでいて多少は知識のストックがあったこともあってか、FP2級は何とか取得することができました。
その頃、会社の長期研修等で経営のことを学ぶ機会も多くあり、将来的には企業の経営サポートをしたい、というような思いも持ち始めていました。
そこで、経営者の資産面でのサポートもすることもあるかもしれない、と考えたときに、自分の知識はまだ入り口に過ぎず、さらに高める必要がありそうだ、と思うようになりました。
それに加えて、キャリア面でも自分なりの危機感があったことも、さらにレベルアップする必要を感じていた背景です。
キャリア面での危機感は過去の記事でお話ししていますのでご参照下さい。
そういうわけでFP2級を取得したばかりではありましたが、さらにその上級資格であるFP1級を目指すことにしました。
すでに45歳を超えていました。
次回もこの話を続けます。
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com
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