試験の話~FP技能士④
第134稿です。
少し更新に間が空いてしまいました。
前回はFP1級試験にトライし続けたものの合格に近づかない様子をお話ししました。
不合格を重ねるうちに息子の中学受験と重なってしまい、一旦受験を休止することにしました。
そのままやめてしまおうかとも一瞬思ったのですが、そのままでは勉強してきたことが何もカタチとして残せないのも心残りになると考え、中学受験がひと段落ついた頃を見計らって、仕切り直すことにしました。
いままでと同じやり方をしていても元の木阿弥なので、少し方針を変えることにしました。
まずは自分のクセを振り返ってみました。
FP試験は、ライフ(年金や生保など)、リスク(損保など)、不動産、タックス、金融、相続・事業承継 の6分野で出題されます。
1級の場合はマークシート型の基礎編と記述式の応用編というパートがあり、それぞれ100点満点の計200点、そのうちの120点が合格ラインでした。前稿で少し触れた通り、基礎編が、基礎と言いつつもかなりの鬼門で、いつも点数が30-40点と伸び悩んでいました。
基礎編ではこの6分野が全て網羅されて出題されてきます。
それぞれの分野でおさえなくてはいけない基本的な事項があり、過去の自分はそれぞれの理解、記憶がかなりあやふやであることに気づきました。結局その理解が怪しいため、選択肢を目の前にして確実に正しいものを選びきれず、紛らわしいものに気を取られて不正解になる、という傾向に気づきました。
まずは、基礎的なことを徹底的に繰り返して理解し、記憶するように努めました。
市販のDVD教材をクルマの中で再生し、子供の習い事の送迎時に繰り返し聞くことで脳裏に定着させるようにしていました。
また、同じ資格を目指す人たちの勉強会の存在を知りました。
マイナーな資格であるせいか(?)数は非常に限られますが。。
たまたま家の近くで開催されていたため、さっそく参加してみました。
ファシリテーターの人が試験の特長について解説してくれました。
曰く、基礎編については参考書や過去問の範囲を優に超えて出題される、したがって、その範囲だけをカバーしていたのでは到底合格ラインにはおぼつかない、と。
普段から関連分野の記事に能動的に目を通したり、国税庁のホームページの中のタックスアンサーというコーナーで実際の租税の適用について確認したり、といった参考書を超えた普段からの学習が必要であることを知りました。
それまでの学習は目先の参考書や過去問の範囲を超えることはいっさいやってこなかったので、試験会場で全く太刀打ちできないのはある意味当然のことでした。もともと金融機関や保険会社などの方が多く受ける試験なので、いろんな実務を通して幅広い知識を持っていることが前提になるため、限られた範囲だけ学習していては対応できないのは当然でした。
いずれもよく考えれば当たり前のことだったのですが、それ以前は全くそういう発想を持てていませんでした。
そうして学習を重ねているうちに徐々に知識が積みあがっている感覚が持てるようになってきたことを憶えています。
長くなってきたので続きは次回にお話しします。
Photo by Julia Kuzenkov on Pexels.com
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