失敗の経験~印象深い出来事➀
第153稿です。
前稿までは、中小企業診断士試験に年月をかけて受かるまでの話と、その後の活動について少しだけ触れました。
中小企業診断士活動のほうはまだ現在進行形なので、後日触れていきたいと思っています。
このブログのテーマは、いろんな苦い経験を将来に活かす、というものでした。
新年を機に、過去の経験で印象深かったことを振り返り、そこからの教訓を考察してみたいと思います。
新卒で入社した会社でのことです。
新人研修を終え、5月に配属が発表になり、6月に部署に配属になりました。
部署には自分も含めて4名の新入社員が配属されました。
各人の配属チームも決まり、座席につきました。
座席は、日本企業によくある島型配置で、窓際に管理職、その他の人が島を作って座る、という形態でした。
席についたものの、新入社員でやることもないし、まずは周囲の人に挨拶をしなくてはいけない、と思いました。
そこでおもむろに立ち上がり、その島の窓際にいる管理職の方に挨拶をしました。
「今日配属されました○○です。どうぞよろしくお願いします」
それに対しては、当然「うん、じゃあ頑張ってな」というような反応が返ってくるとばかり思っていました。
ところがその管理職の方は驚愕の表情を浮かべて唖然としていたのです。
逆にこっちのほうがびっくりしました。
あとでわかったことですが、その管理職の方は、私のチームとは全く異なる仕事を担当していたようです。
たまたま私のチームの窓際にいただけで、業務上はほとんど繋がりがなかったようです。
何で他チームに配属された新入社員が俺のところに最初に挨拶に来るんだろう、と思って驚いた、ということだったようです。
私の中では周囲の人には挨拶をするのが当然、という思っていたのですが、そうではなかったようです。
当時の自分はつい最近まで学生をやっていた何も知らない若者。そしてその会社のことも、配属された部署のことも全く知らず、そこでの不文律や社会人としてのルールも知らない。おそらく自分で考えて最善と思ってやったことが、必ずしも受け入れられるわけではない典型的な例だったと振り返ってみて思います。
自分勝手な判断をしないでよく知った人のアドバイスを求めることが必要、ということでしょうか。
でもそのときはそういう教訓を気づけなかったですね。のちにも同じような失敗は幾度となく繰り返していますから。
次回はその職場での同じ日の失敗談をしたいと思います。
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