試験の話~中小企業診断士②
第138稿です。
前稿では中小企業診断士という資格について知ったけど結局なかなか勉強を開始できなかったことに触れました。
翌2016年にようやくこれでは何も変わらないと思い、いろんな予備校のパンフレットを集めて検討し始めました。
中小企業診断士の1次試験は次の7科目があります。
経済学
企業経営理論
運営管理
経営法務
中小企業経営・中小企業政策
結局、高いお金をかけて予備校の講座に通うよりもまずは教材を取り揃えるのが先だと考えました。
そこでまずこの7科目分のテキストを購入しました。
ただ殆ど初めて知るような分野ばかりで、テキストを読んでいるだけでは頭に入らないと思ったので、映像や音声で勉強することにしました。予備校のDVD教材がインターネットオークションで入手できることがわかったので、買い揃えることにしました。
すべて1-2年前の中古でしたが、その通信教材はほぼそのテキストに沿った内容でしたので、理解するのに非常に助けになりました。
新しいことを知るのはなかなか新鮮かつ刺激的でした。
特に、経済学などはこれまで全く学習したこともなかったので、世の経済活動をいろんなモデルで解き明かすのはとても面白かったです。
企業経営理論では、いろんな戦略論や人間の行動理論などを学び、当時自分のいた組織に当てはめながら一人で納得したりしていました。
経営情報システムではコンピュータのハードウェアやインターネットのしくみなど、これまた自分の知らない世界の話ばかりで毎回DVDを視聴するたびに世界が広がったような気がしていました。
7科目ありましたので、7つの異なった側面から企業を眺めることができて、自分なりに自分の勤める会社を含めた会社のことや世の中のしくみがよりよく理解できたような気がします。
こんなことならもっと早く始めておけばよかった、と思ったことを憶えています。
但し向かっているのは競争試験。学んで楽しい、とか面白い、とか言っているだけではダメでした。
本試験は8月でしたが、そこに至るまでに、何度か複数の予備校の模擬試験を受けてみたりしました。
学習して新しいことを知ることができて面白いという感覚とは裏腹に、成績はとても合格ラインからは程遠いものでした。
試験に臨む以上、学んだことを得点化しなくてはいけません。
学習を進めていく中でよく理解できるところ、得意なところ、あまりよく理解できないところ、苦手なところ、が出てきます。
そういう不得手な分野を克服しないと得点が上がりません。
結局、苦手分野克服に相当時間をかけることになります。
Photo by Chris Czermak on Pexels.com
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