試験の話~中小企業診断士③
第139稿です。
令和2年度の中小企業診断士2次筆記試験の発表が明日に迫ってきました。
私も微力ながら受験生支援に携わらせて貰ったので、関わった受験生の方々の合格を切に祈念しています。
前回はようやくその中小企業診断士試験に向けて学習を開始した話をしました。
1次試験は7科目あって、それぞれが100点満点、計700点満点でした。
合格ラインは6割の420点。但し1科目でも40点未満の科目があれば不合格になってしまいます。
但し科目合格という制度があって、その場合でも60点をクリアできている科目があれば、それは科目合格として次年度に引き継げるというしくみです。
初めて模擬試験を受けたのは5月くらいだったと思いますが、60点を超えている科目は1科目もなかったと思います。
いちばん苦手としていた経済学は40点もいかなかったのではないかと思います。
それでも、1次試験は繰り返し過去問を中心に何度もやってしっかりと記憶を定着させていけば得点になるような気はしていました。
その後も何度か模擬試験を受けたりもしましたが、全体として合格ラインの420点を超えたことはなく、こんな調子で受かるのかな、とかなり心配はしていました。ただ時間をかければ何とかなるような気もしていたので、試験前の1週間は夏休みとして有給休暇を取り、家に籠って勉強していました。
たぶん1日10時間くらいやっていたように思います。家族には申し訳なかったですが。。。
直前にはある講座のチケット制の個人学習相談に申し込んで、相談員の方に相談に乗って貰ったこともあります。
これはスカイプを通じて試験までの学習相談をするというものなのですが、後日その方と会社のビルですれ違ったときには心臓が飛び出るくらいびっくりしました。
自分の会社の関連会社で勤務されていた方だったのです。
その方は学習面で困りごとがあるたびに相談し、結局合格に至るまでサポートして貰いました。
合格の恩人です。
話が逸れました。
直前の猛勉強が功を奏してか、本番の試験の手ごたえはまずまずだったように思います。
そんなにいい成績でもないけれど、大失敗はしていない、といった印象でした。
1次試験は試験終了後に日を改めてすぐ解答が発表されます。
それを見て即座に自己採点をしました。1次試験はマークシート式なので、解答冊子(持ち帰りが許されます)に自分の解答を記しているのでそれと付き合わせたのです。
経済学68点
財務会計64点
企業経営理論64点
運営管理60点
経営法務55点
経営情報システム44点
中小企業経営・政策62点
これが自己採点の結果でした。足し算すると417点。
合格ラインは420点。
不合格を確信しました。あと3点とは言え合格ラインには到達していませんので。
自分の中では模試で合格ラインにもいっていなかったのがここまでこれたので良しとするか、という思いもありましたがさすがに3点で不合格というのは悔しすぎました・・・
ただそこから先は奇跡としか言いようがありません。
続きは次回でお話ししたいと思います。
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