四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

最初の会社-海外赴任(中東2回目)

第5稿です。

2度目の海外赴任も中東でした。 会社に入って数年経過した1999年でした。 世の中ではノストラダムスの大予言の年と言っていて、1999年7の月に空から恐怖の大王が降ってくる、という フレーズを今も記憶しています。 赴任は7月くらいだったので、何かあったらいやだな、と思っていたのを思い出します。

本社で設計と材料調達を担当していたプロジェクトで材料担当としてそのまま現場に赴任しました。

前回赴任したプロジェクト(記事はこちら) はとても大変なものでしたが、こちらは運営も極めてスムーズ、工期にも余裕あり、その結果、顧客との 関係も良好、下請業者との関係も良好、社内の各部署間の関係も極めて良好、設定納期よりも早く工事を 終えて顧客に引き渡したと記憶しています。

このプロジェクトがうまくいった理由は、前回建設したプラントのコピーだったこと。 言い換えると一度経験があったからいろんなことが見通せていて問題をできるだけ前もって解決できた ことに尽きるのだと思います。その結果、工期にも予算にも余裕が持て、運営がうまくいったのだと 思います。 いま振り返ってみると経験、知見、ノウハウがある、とはこういうことを言うのだな、と改めて感じます。 そしてそのことがプロジェクトの計画にも存分に反映され、余裕のあるプロジェクト運営になったこと だと感じます。

プロジェクトがスムーズにいくとそこで働く人々の顔が明るくなり、それがまた新しい活力を生むという ことを身をもって体験しました。 (ちなみに予言で想像されたような危険なことは幸いにも起きませんでした)

そこで言えるのは新しいことを始めるときには知見のある人のアドバイスを聞いたほうがいい、という 月並みなことになるのでしょうね。 自分の経験では限界があるので自分の伝手(人脈とも言いますか)を頼って教えを乞う、ということが 大切なのかな、と20年前の経験を回想しながら思います。

次回は会社の経営危機、そして最初の転職について触れようと思います。

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