書籍に出会う~「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
第80稿です。
最近のこのブログでは悩んだときに参考にした書籍、というテーマで印象に残った書籍を紹介しているのですが、今回は少し趣が異なります。
これは妻にすすめられて読んでみた本です。
タイトルを見ても全くピンとこず、自分で背表紙見てもたぶん選んでいなかった本ですが、読んでみるとこれがとても面白い。
日本人の筆者とイギリス人の夫との間に生まれた息子さん(それが「ぼくはイエローでホワイトで」の意味です)とのやりとりを通じて描かれるストーリーは新しい発見の連続でした。
私が拙い筆で説明するよりもAmazonのあらすじが内容を的確に伝えてくれると思いますので引用します。
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優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
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世界の縮図のような日常、と表現されていますが、筆者の家の中、そして息子さんの学校生活そのものが国際社会。
私のいま住んでいるブルネイでは、場所柄なのか、国際結婚している夫婦が多いです。
(そもそも日本人のように大半が日本国籍の人同士で結婚するというのが世界的には珍しいのかもしれません)
その間に生まれた子供たちは自分はどこの国の人間なのか、どちらにも属していないのではないか、というようなアイデンティティの問題も多かれ少なかれ感じるようです。
生まれも育ちも日本、両親も日本人、そして家族はすべて日本人という純粋な日本人である自分には思いもしなかった発想ですが、改めて自分の知っている世界は狭い、と実感します。
こういう自分の周りの環境も相まって、国際人になる、というのはこういうことを理解することなんだろうな、と感じた1冊でした。
自分の趣味で本を選ぶのもいいですが、人のすすめで選んでみる、というのも新たな視点が得られていいかもしれません。
参考になったら投票いただけると助かります。
読者の皆さんの反応を今後提供する記事の参考にしたいと思います。
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