四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

学生時代~サイクリング活動①

第100稿です。

前稿で突然得た自由に右往左往していた大学時代のお話をしました。

qye04202.hatenablog.com

その自由な活動の一環として、サイクリングを選択しました。

高校時代に、友人が一人で自転車に乗って隣県まで出かけて行って無人駅に寝泊まりした、という話を聞いて、ずっと気になっていました。自分の足で知らないところに出かけて行くという行為に何とも言えないロマンを感じていました。

中学校、高校では剣道をやっていたのですが、自分には心身の鍛錬が必要、と思って始めたものでしたので、楽しんで活動している感覚は皆無でした。また、周囲は幼少から道場に通っていた人ばかりで全く自分の経験も能力も追いつかないことも感じていて、 初段までは取ったもののこれ以上は伸びる気がしなかったので、心機一転、自分の興味の持てる世界に行こうと考えた結果でした。

かなりの大所帯でした。 100人単位で部員がいたと思います。

大学受験を経た人たちなのである程度均質かと思ったのですが、さすがに全国各地から集まっていることもあり、いろんな個性がありました。おそらく人生で最初に触れた多様性だったと思います。

双方の下宿を行き来しつつ難しい話から柔らかい話まで夜通しいろんな話をしていたのが懐かしいです。

入部して面白かったのは、先輩各氏による部員の他己紹介

部員に配布される手書きの定例誌の新歓特集で記載されていたように記憶しています。

最初は誰のことを言っているのか全くわかりませんでしたが、だんだん人となりがわかってきてから読み直してみると、その人の特徴を非常にうまく捉えていて思わず笑みがこぼれてしまうような内容ばかりでした。

いま思えばこういう文才にあふれた人々だったな、と感じます。

そもそも自己紹介ではなく他己紹介、という発想が面白い

いまもこの企画が受け継がれているのかどうかはわかりませんが、この発想はいつか使えそうだと心の中にそっとしまっています。

少し話が逸れてしまいましたが、活動はこんな感じでした。(うろ覚えなので多少の記憶違いがあるかもしれません)

・週1回の部会

・週2回のトレーニン

・月1回の日帰りラン(部員全員参加)

・夏合宿

・長期休暇の際の長期ツアー(国内外)

学校の授業が終わったら特に洋司はなくても部室(BOXと呼んでいました)に直行していろんな人と会話していました。

何の話をしていたかあまり憶えていませんが、とりとめもなく会話をする時間が楽しくて常に通っていた時期があったのを憶えています。部室の中では常に雀卓を囲んでいる面々もいました。

いまどきの大学生はこういう時間の過ごし方をするのでしょうか。

そもそも2020年度はコロナ禍でそれどころではないかもしれませんが。

何だか取りとめのない話になってしまいました。

次回はツアーの様子などをお話ししたいと思います。

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Photo by Matheus Viana on Pexels.com

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学生時代-自由とはなに?②

第99稿です。

前回は大学に入学して選択肢の多さに戸惑ったことをお話ししました。

qye04202.hatenablog.com

自分は何もすべきか、どこに向かうべきなのか、ということを常に考えていたような気がします。

正確に言うと、自分の魂が揺さぶられることは何か、を常に探していたように思います。

大学入試突破を目指しているときは、明確な目標がありました。

そして問題に出会ったら自分で答えを出し、解答を見て答え合わせをしていました。

そこには確実に答えがある、という安心感がありました。

ところがこの選択をするのが自分にとって吉なのか凶なのか、別の選択をすべきなのか、全部自分で判断しなくてはいけない、そしてそこには絶対の答えはない、という世界に慣れるのには相当時間がかかりました。

自分が将来どうありたいという絵姿を持てていなかったので、いつも自分の選択が正しいかどうかもわからないもやもやした状態だったのです。

こんな状態でしたから、2年生に上がり、3年生になって専門課程に進んでもモチベーションが上がりませんでした。

もちろん通っていた機械工学科は、自分がその道に行きたいと思ったから入試前に選んだわけですが、その中でどういうことをやっていきたいというある程度明確なビジョンはありませんでした。

だから、小難しい大学の授業を聞いていても張りがなく、興味も持てなかったということだと思います。

その心の隙間を埋めるためにサイクリングの活動をしていたように思います。

自転車でいろんなところに出かけて行って自然に触れたり旅先でいろんな人に出会うのはそれで楽しいことでしたし、何よりも部内の仲間と語り合うのも楽しいことでした。

でも魂を揺さぶられることは自分で探さなくてはいけないことには変わりありませんでした。

IT系から建築の世界に進路を変えた友人が嬉々として建築設計や建築模型構築(私もずいぶん卒業制作を手伝ったものです)をやっているのを見て、羨ましく感じたものです。

自由というのは響きが非常にいいのですが、実はとても残酷です。

その残酷さに何度も押しつぶされそうになりました。

よくメンタルダウンしなかったものだと思います。

いま当時の自分にアドバイスするとすれば、本を読め、と言ったと思います。

そこに自分なりの軸を形成するヒントがあったかもしれません。

選択の自由を享受するためには、自分の中でしっかりとした思考の軸がないといけないなと思います。

その苦い経験から、あちこちで本を読むことをおすすめするようにしています。

そして20数年経過し、自分の魂を揺さぶることは何か、いまだに問い続けています

次回はサイクリング活動について触れたいと思います。

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学生時代-自由とはなに?①

第98稿です。

今回からしばらく学生時代のことをお話ししようと思います。

これをテーマとして選定するまでには少し葛藤がありました。

何者でもない個人である私が、学生時代のことをお話しすることが読者にとって意味があることなのか、と。

それでも、自由の持つ重みを感じ続けていた時期のことを思い返すことは、実は同じようなことで悩んでいる人の参考になるかもしれない、とも思い直しました。

しばらく振り返ってみることにします。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

1浪の末に志望する大学に合格することができました。

以下は前回の記事です。

qye04202.hatenablog.com

学校から自転車で10分くらいのところに居を定めて、一人暮らしを始めました。

6畳一間、キッチンとトイレ共同、バスルームなし、のアパート。家賃は月2万円くらいだったと思います。

部屋にエアコンもないコンクリートの建物だったので、夏の暑い時期はどうしていたのか、と思うのですが残念ながら全く憶えていません。

初めての一人暮らしでした。

ときは平成元年

平成とともに学生生活をスタートしました。

(以下リンク過去記事で平成時代を概観しています。)

qye04202.hatenablog.com

親元から離れて自由でした。

両親はあまりうるさく言うほうではなかったですが、それでも家の中に誰かの目があるのとないのとでは大違い。

最初のうちは大きな解放感を感じていました。

工学部機械工学科(当時)という学科に入学したのですが、1年生、2年生(関西では1回生、2回生と呼んでいました)のうちは一般教養課程で学科には直接関係のない一般教養を学び、3年生以降に機械工学に関する専門科目を履修、4年生で研究室配属、その後は就職あるいは大学院に至る、というのが一般的なコースでした。

一般教養課程では、英語や第二外国語などわずかな科目を除いて必修科目は皆無でした。

この講義は単位が取りやすい、とか教授が厳しい、とか、学内にはいろんな情報が飛び交っていました。

そういう単位取得難易度も参考にしつつ(というよりも振り回されながら)、自分の興味のほども加味しながら選択科目を決めていきました。

中には「私は体が弱い、単位はあげますから私の講義には出ないでください」と最初の授業でおっしゃる教授もいて、何のための教育機関か、という疑念を感じる場面もありましたが。

学校側は学生の行動を特に制約するわけでもないので、講義に出ないでアルバイトに精を出すのも自由、講義に真面目に出るのも自由、すべてが学生にお任せ、自由でした

いろんなことができる(はず)という思いで大学に通い始めたものの、あまりの選択肢の多さに右往左往していました。

結局自分は本当に何をやりたいのかよくわからないまま時間ばかりが経過していたようにも思います。

そんな中でも、勉強以外の活動もしたいな、とも思っていました。

高校時代に、友人が一人で隣県まで一人旅をしていたという話を聞いていて、なんかロマンあるなとうらやましく思っていましたのがずっと頭から離れず、サイクリング部という部を見つけたとき、迷わず入部することにしました。

次回以降もしばらく学生時代の話を続けます。

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試験の話~大学受験⑤

第97稿です。

前回は浪人生活で基礎を徹底的にやったことで少しずつ手ごたえを掴んできた話をしました。

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でも2年目が決して順風満帆だったわけではなく、全国の受験生が力をつける中で模擬試験で足踏みして合格可能性を下げることもありました。

それでも一喜一憂することなかったのは、自分に自信があったわけではなく、単にインターネットのない時代に地方都市で受験生活をしていたため、不必要な情報に触れることがなかったからだと思います。

なまじ情報があると、あれもこれもやったほうがいい、と惑わす要素が出てきて、いたずらに不安に駆られる側面はあっただろうと思います。それが結果的に自分にプラスに作用しただけだと思っています。

当時の国公立大学の二次試験は、各大学は前期日程、後期日程というグループとA日程、B日程というグループに分かれていました。

私は第一志望である関西の大学を前期日程で受けて、その後にB日程の関東の大学を受けることにしました。

前期日程が2月終盤、B日程が3月初頭、しかもそれぞれ2日ずつの試験だったように記憶しています。

2月末に地元を出て、3月初頭にかけての10日くらいの一人旅でした。

本命の前期日程入試ではいろいろハプニングがありました。

その1

試験初日)試験監督の貧乏ゆすり

大学の講義室を使っての試験でしたので、よくある長机に何人か座る配置でした。

私の隣はたまたま空いていたのですが、試験中にそこに試験官が座り、いきなり貧乏ゆすりを始めたのです。

最初は大して気にならなかったのですが、あまりにも長い時間(当時はそう感じました)貧乏ゆすりをしているので、

「すみません、ちょっと・・」

と試験官に声を掛けたらバツの悪い顔をして立ち去っていきました。

その2

試験2日目)ホテルの部屋スリッパ

これはいま思い出しても赤面ものですが、ホテルに泊まるのに慣れていなかったせいもあり、なぜか朝出るときに部屋のスリッパのまま出てきてしまいました。

そしてそのままタクシーに乗り試験会場に向かってしまいました。

気づいたのは試験会場に着いてから。

いまそんなことがあったら試験中にも気になって仕方ないし、動揺してしまうと思うのですが、でもそのときは「いまさら仕方ない」、と動揺することもなく、妙に肝が据わって試験には全く影響しなかったことを憶えています。

旅の恥は掻き捨て」という思いだったのかもしれません。

ただ試験会場を後にして、電車でホテルに戻るときは滅茶苦茶恥ずかしい思いをしましたが。。

その後、関東に向かいB日程の試験を受けて帰ってきました。

数日後に速達で前期日程の格通を受け取り、そのまま手続きをし、(当時は前期日程で手続きをすると自動的にB日程の合格権利を失うというしくみだったのでB日程は受かっていたかどうかわかりません。手ごたえから言って受かっていなかったような気がします)大学受験生活は終わりました。

いま振り返ってみると、決まった範囲のみをこなして、達成した、達成しない、と言っていた受験時代はある意味ラクだったと思います。

登るべき山が明確でしたから。

大学に入ってからそれを痛感することになったのですが、それについて次回以降にお話ししたいと思います。

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(写真はイメージです)

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試験の話~大学受験④

第96稿です。

前回は受験生活2年目の前半の様子についてお話ししました。

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予備校の授業をペースメーカーにしながら、それに通信添削などの補足教材を追加していたようなやり方で学習を進めていたと思います。

通っていた予備校は、予備校といっても学校の延長のようなものでしたので、自分でレベルを上げていかないと受験レベルには対応できないと思っていました。

そこで通信添削もやることにしたのですが、課題がものすごい頻度で来るし難易度は高いわ、で、相当苦労しながら締切も遅れ気味に課題提出をしていたように思います。こんな状況だったのでどれだけ効果があったかどうかはわかりません。

ただ、前半に基礎を徹底的にやったことでそれぞれの単元への理解度は格段に上がったと思います。

こうやって腰を落ち着けて取り組めたのは、時間に比較的余裕のあった浪人生ならではだったと思います。

あとは地元にいて、特に誘惑もなく勉強に集中できたのも大きいかもしれません。(逆にいまは場所を問わずスマホなどを通じていろんな誘惑があるので、現在のほうが大変かもしれません)

逆に現役で合格する人々は、高校の活動もしながら、受験対応もできていたということを考えるとただただ尊敬するのみです。

夏以降は、さらに志望校の過去問題集を追加し、できなかったところを徹底的にやり直す、という月並みなことをやっていたように思います。

現役時代は学校の授業で習ってもそれを消化する前にいきなり問題に取り組んだりしていて理解があやふやな箇所も多かったし、自分の苦手な単元は無意識のうちに避けていて、結局弱点が克服されないまま直前期に突入した反省がありましたので、苦手な部分から逃げずに足元を固めていったのは時間はかかりましたが結果的によかったのだと思っています。

少しずつ模擬試験などでまともな合格可能性が出るようになり、手ごたえを感じるようになってきました。

1年目の勉強に比べて、地に足がついている感覚がありました。

その後のいろんな試験の経験でも、うまくいかないときは必ず感覚が浮ついている、うまくいくときは地に足がついている、という感覚があることを体感しています。

呑み込みのいい人はこういう感覚を失敗する前に早い段階で身につけるのだと思いますが、自分の場合はどうも失敗してからでなければ学べないようです。

共通一次試験を無事乗り越え(実はこの年の共通一次のことは全く憶えていません)、二次試験が近づいてきました。

1年目の入試のときは父親に同行して貰いましたが、2年目の入試会場には宿泊を手配し一人で出向きました

次回は二次試験当日のことをお話ししたいと思います。

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試験の話~大学受験③

第95稿です。

前回は志望校に不合格だったことをお話ししました。

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地方にいましたし、浪人生のための塾の情報もなく、2年目の受験生活は自宅から通える近くの予備校に通うことにしました。

これは地元の私立学校が設置した浪人生のための予備校で、私の出身高校を退職された先生方が多く勤務されていました。

高校のようにクラスが分かれていましたが、クラス構成員の年齢はまちまち(1浪、2浪・・・5浪と受験歴が異なる人がたくさんいました)、出身校は様々、そして予備校なので高校のようにクラス単位でのイベントも特になかったので、一体感もなく、クラス内で口を利いたことのない人が殆ど、という独特の雰囲気でした。

都会の予備校は行ったことないのでわかりませんが予備校とはこんなものなのでしょうか。

カリキュラムに沿って各科目の授業がありました。細かいことは忘れましたがかなり基礎的なところからやったように思います。

自分の中では一度不合格になった、という実績がありましたので、1年目と同じようにやっていては合格はおぼつかない、という思いがありました。

その1年目の失敗の原因は、基礎をおろそかにして、いきなり応用的なことに取り組もうとしたこと、その結果、出くわす問題のいずれにもうまく対処できず、焦りが高まってしまったこと、と分析していました。

そこで、最初のうちは、基礎的で明らかにわかると思える問題にも真面目に丁寧に取り組むことに決めました。

わかる問題を丁寧に確実にこなしているうちに小さい成功体験が積み重なり、だんだん心に余裕が生まれてくるのを感じました。その余裕をもとにレベルアップを繰り返し、少しずつ応用的な問題にも対処できるようになってきました。

英語についてはIntensive Trainingといって150語くらいの短文を速読して大意を掴む訓練をする授業がありました。

よーい、どん、で与えられた短文を黙読、その内容の正誤問題を解く、という内容だったと思います。

隣に座っていた人が相当速読の名手でした。

一度も話したことはなかったですが、常に内心闘争心を燃やしていました。

いつも読むスピードで負けていて悔しい思いばかりしましたが、そのお陰で速読のいい訓練になったと思います。

こういう地味な取り組みをするうちに少しずつ力もついてきている実感が持てるようになりました。

私自身は要領よく素早く身につけるほうではないので、こういう亀の歩みのようなやり方のほうが性に合っていたのかもしれません。

ようやく少しずつ志望する学校が射程に入り始めてきました。

次回は2年目の受験生活後半についてお話ししたいと思います。

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試験の話~大学受験②

第94稿です。

前回は思うように勉強が進まないまま共通一次試験(現在の大学入試センター試験の前身)に突入したことをお話ししました。

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試験の最中のことは全く憶えていません。

マークシート方式だったので、翌日公表された解答をもとに自己採点しました。

確か学校でやったように記憶しています。

そのあと担任の先生に採点結果を提出し、それを見ながら出願校を決める、というシステムでした。

志望校を目指すには足切りには抵触しないレベルでしたが、合格水準とはいえない点数でした。

さらには普段の成績からして志望校合格は厳しいと担任の先生は思っていたようで(実際にそうでした)、志望校のランクを下げるようにしきりに勧められました。

確かに普段の模擬試験でもC判定とかD判定で常に合格圏外だったのでそう思われるのは無理もないことでした。

それでも自分の意思を通さないといけないような気がして、先生が止めるのを振り切って第1志望校に願書を出したように思います。合格する自信は全くなかったですが。

それから二次試験まで約1か月半。

机に向かっていても全く成果が出る手ごたえもなく、いたずらに時間を空費し、焦りを募らせるだけの日々。

試験当日は地元から父親の運転するクルマで移動すること4時間、目的都市に前泊。

翌日の試験会場では頭の中が真っ白だったことをいまでも鮮明に憶えています。

とにかく何を訊かれていてもその解答が自信をもって出てこない。

完全に準備不足でした。

もともと実力がない上に試験会場の独特な雰囲気に呑まれて、完全にパニックになっていました。

数学の試験は解答冊子になっていて、見開き2頁に大問の解答を、思考過程とともに記述する形式でした。

そこであろうことか解答欄を間違えるということをしてしまいました。

つまり、大問2の解答を大問3のところに記述し、大問3の解答を大問2のところに記述してしまったのです。

それに気づいたのは試験終了10分前

いまさら長々と書いた解答を入れ替えることができるわけもなく、解答冊子に書いてある2⃣、3⃣の文字を二重線を引いて無理やり訂正し提出。

そのままゲームセット。

放心状態で試験会場から出てきて外で待っていた父親に「どうだった?」と聞かれても話をする気になれず、そのままクルマに乗り込み憂鬱な気持ちで帰途に就きました。

合格発表は1週間後くらいだったでしょうか。明確には憶えていません。

父親の運転するクルマに乗り再度片道4時間かけて合格者掲示板を見に行きました。

自分の番号はありませんでした。

父が傍らで「なかったな・・」とボソッと言ったのが印象的でした。

父は高卒でしたが彼なりに息子に期待するところがあったのかもしれません。

こうして1年目の大学受験は幕を閉じました。

次回は2年目の挑戦についてお話ししたいと思います。

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