自分にとっての平成 (4)
第46稿です。
前回までは平成初期の様子をお話ししました。
前稿は以下の通りです。
新聞やテレビで世の中で起きたいろんな大きな出来事のことは知っていましたが、直接的に自分の生活に大きく影響を及ぼす、ということはありませんでした。
そんな中で、平成7年1月の阪神・淡路大震災は衝撃を受けた大きな出来事でした。
1月17日の夜明け前に大きな揺れで目が覚めました。
急いでテレビをつけると自分のいた地域は確か震度5くらいでした。
下宿の壁にも亀裂が入ったのを見ました。
テレビの速報でなぜか神戸だけ震度が空白だったのですが、そのあと学校の研究室に行ってテレビをつけてみて驚きました。
神戸、淡路が震度7だという。
いままでそんな震度を聞いたことがありませんでした。
阪神高速道路が横倒しになっているし、三宮駅前のビルが倒壊しているし、阪急電車の駅が壊滅している。
関西には数年間いましたので神戸の街には何度も足を運んでいました。
その街が壊滅している。。
研究室にも神戸出身の友人がいて、最初はすごいなーなんて言いながら平然とテレビを見ていたのですが、だんだん顔が険しくなり青ざめて実家に安否確認をする一幕もありました。
(その後無事が確認できたようです)
震災直後は神戸発着の電車は不通でした。その後3月にJRが復旧し、神戸の街を訪れる機会がありました。
電車から見る長田区は一面がまだ焼け野原でした。
三宮駅前の喫茶店に入って店の人に伺ってみたら、その時点でまだ都市ガスは不通、プロパンガスを調達して湯を沸かしている、とおっしゃっていました。
それまでは関西は地震が少ないと言われていたようにと思うのですが、まさか神戸市のような大都市の直下で起こるとは。
やはり日本は地震国。
日本のどこで起きてもおかしくないと思うべきでした。
それを目の当たりにすると改めて自然の力の凄まじさを感じざるを得ませんでした。
この地震では6000人以上の方が亡くなられています。改めてご冥福をお祈りいたします。
そしてその年の3月。
東京の中心で起きた地下鉄サリン事件。
この通常では考えもつかないような化学テロも大震災の衝撃から冷めやらぬ世間をさらに震撼させました。
不穏な出来事が続き、平成初期の明るい空気が一気に変わっていったように思います。
当時大学院生で最終年度、これから就職、というときでしたが、いろんな不安を抱えた社会人スタートになりました。
そして就職直後には、一時1ドル79円台にまで至る超円高。
いい時代が去ったことを一個人としても否が応でも感じずにはいられませんでした。
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