四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

自分にとっての平成(6)

第48稿です。

前回は平成初期の不穏な空気についてお話ししました。

qye04202.hatenablog.com

この時期でいちばん印象に残っているのは山一證券の自主廃業でした。

これは1997年(平成9年)11月24日。

年月日まで記憶しているくらい強烈でした。

それまで中堅生保、証券、大手地銀などが次々と破綻、当時金融関係の細かいことはわからなかった私でもバブル崩壊を実感する大きな出来事が続いていました。

勤労感謝の日を含んだ3連休でした。

連休中だったか連休後だったかは正確に憶えていませんが、配達された日経新聞を見て驚愕しました。

1面に「山一證券、自主廃業へ」との大見出し。

テレビのニュースでもあの有名な「号泣会見」を繰り返しやっていたのを記憶しています。

当時株式とか金融市場には全く知識がなかったのですが、山一と言えば東証1部上場企業で4大証券の一角だったし、テレビでも有名人を起用したCMを流すなど知名度は抜群でした。

山一證券が自主廃業したのは創立100周年その日だったそうです。

どんなに歴史があっても、大手であっても、有名であっても、倒産するときは倒産する、という当たり前の事実を認識しました。

会社というのはもろい、ということを実感しました。

廃業の要因は損失隠し粉飾決算、とのことでした。

バブル後はそういう法令違反の事例がいくつかあり、世の中は強くコンプライアンスを意識し始めたように思います。

時が前後しますが、この年の7月1日に香港がイギリスから中国に返還されました。

高校のときの世界史の授業で、1840年~42年のアヘン戦争清朝が英国に敗れて香港の租借権を得た、と習いました。

そのときはまだまだ先だ、と思っていた返還期限がリアルタイムに来たことは驚きでした。

返還時の中英間の取り決めで50年間は1国2制度を堅持する、とあってこれもずいぶん先のように思いましたが、これを書いている2020年時点で既に返還後23年、昨今の香港情勢を見ているとあと27年もあっという間なんだろうな、という気がします。

その当時の中国はまだ発展途上でしたが、その後の目覚ましい経済成長で10年後には日本を抜いて世界第2位の経済大国になったことも隔世の感があります。

当時横浜に住んでいましたが、翌年(1998年)夏の高校野球で松坂選手の横浜高校が優勝、プロ野球佐々木主浩選手らの横浜ベイスターズが38年ぶり日本一の快挙、ということで、にわか横浜市として非常に誇らしく思えたのをつい最近のように思い出します。

どうしても歴史のことになると事実の羅列みたいになってしまい読みにくくてすみません。

もうしばらく平成の話を続けたいと思います。

f:id:QYE04202:20200725120158j:plain

Photo by Helena Lopes on Pexels.com

参考になると感じたら投票をお願いします ↓

本論とは離れますが、中小企業診断士仲間が面白くためになるブログを書いています。

記事が掲載されるたび内容がグレードアップされていて要注目です。

www.shindanshi-kenken.com中小企業診断士けんけんの部屋-中小企業診断士試験対策中心で筆者自身の受験経験を余すことなく伝えています。ときに本業の銀行実務も織り交ぜた実務的な解説あり、時には仕事の悩みもあり筆者の人柄を感じる読み手に優しい記事は読み物としても面白いです。

shindanshi-konan.hatenablog.com(見習い)中小企業診断士こなんのリアル-筆者は地方在住。筆者自身が中小企業試験を高得点で合格した経験を基に、中小企業診断士試験の受験生のために試験対策をしたためています。ときには筆者の経験を交えて地方創成を熱く語っており、筆者の郷土愛も感じられ面白いです。

hide-syaroushi-shinndannshi.hatenablog.comひでのつぶやきブログ-中小企業診断士と社労士のダブル資格をもつ筆者が、わかりやすい言葉でいろんな制度を解説してくれています。知の泉、というべき充実ぶり、制度関係を把握でき一読の価値ありです。私もいつもアクセスして勉強しています。

y-shin.hatenablog.com 中小企業診断士shinblog-中小企業診断士の筆者が自身の受験経験を活かして試験対策の方法をユーモラスに描いています。文章を読んでいてとても心地のよいテンポ。受験生にとって非常に参考になるコンテンツ満載だと思います。

PVアクセスランキング にほんブログ村