自分にとっての平成(7)
第49稿です。
1999年(平成11年)には日産自動車とルノーの提携発表がありました。
私が幼い頃、父が一時期だけ日産関連の仕事をしていたことがあり、この会社にはシンパシーを感じていました。
それが縁で実家は基本的にはずっと日産車を乗り継いでいましたし、自分が初めて買ったクルマは中古の日産スカイラインでした。
数多くの魅力的な名車を世に送り出していたのに、その当時はなかなか魅力的なクルマが出ず(日産関係者の方々、ごめんなさい)、首位メーカーにどんどん引き離されていたのが日産ファンとしてはとても残念でした。
考えてみれば、就職活動をしていた1990年代半ばに自動車会社も候補として考えていたのですが、日産は業績のあおりを受けて、既に求人がなかったように思います。
(私の就職の頃の話は以下です。)
ルノーと提携してすぐに日産にカルロスゴーンさんが着任、矢継ぎ早に改革をしていた様子は連日メディアに取り上げられていました。
当時のゴーンさんはまだ46歳だったんですね。
当時の自動車業界にあったケイレツ(系列)という商習慣を打破し大幅なコストカットを断行した施策はゴーンショックとして知られています。
そして業績がどんどん回復していきました。
それから20年。
ゴーンさんが報道されているような形で去り、その後遺症なのか、日産が昨今報道されているような状況なのはファンとしては残念です。
最近、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」』という本を読みました。
世界の経営者は美意識を鍛える、そのことがコンプライアンスにも繋がる、とあり、なるほど、と得心したのですが、そういう教育を受けたであろうゴーンさんが道を外したように見えるのは人間の弱さなんでしょうか。
すみません、過去を振り返っていたはずなのに時制がごちゃまぜになってしまいました。
1999年が過ぎ、世の中は2000年問題(*)で騒がれている中、ミレニアムを迎えました。
その頃は中東にいましたので、そこで年明けを迎えた記憶があります。
その当時のことを記した記事は以下です。
(*)2000年問題
コンピュータシステムが2000年を1900年と誤認識をして大規模なシステムトラブルが懸念された問題
次回は2000年代から現在までを概観しようと思います。
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