書籍に出会う~「マイストーリー」
第91稿です。
自分がいろんなことで悩む中で、人の人生を参考にしたいと思って手に取った本です。
原題はBECOMING。
アメリカのオバマ前大統領夫人ミッシェルさんが生い立ちからファーストレディーになるまでの過程を克明に綴った回顧録です。
世界中で爆発的に売れたそうですが、確かに面白い。
私がもっとも興味深かったのは、アメリカ社会に厳然と存在する白人と黒人の垣根。
その中でも本人の努力と実力で表舞台に出ていけることができるのもアメリカらしい。
夫バラクがアメリカ大統領選に出馬し選挙戦を戦うところを描いたくだりは、私のようにアメリカの政治に疎い人間でもそのダイナミックさがよく伝わってきました。
普段ニュース等でしか目にしない世界をそれを経験した人の肉声として聞くのも興味深いです。
何よりもミッシェルさんが公人としてだけではなく、一人の女性、妻、母親として考えてきたこと、悩んできたこと、目にして感じたこと、を言語化して書籍の形で人々にわかるように伝えている点。
これが多くの人々に読まれている大きなポイントなのだと思います。
著者は言います。
「すべては見方次第なのだ。目の前にあるものをどう見ようとするかだ。」
(本文からの引用)
辛いこと、失敗したことがあったときに、ああ、できていなかったことばかりに目を向けて、と落ち込むのではなく、結果はうまくいかなかったけどこういういい面もあったよね、今度はこうしたらうまくいくよね、と肯定的に考えたほうがいい、と娘の言葉から気づいたくだりです。
これは一例ですが、こういう些細なことにも目を向けて何かを感じ取り、それを伝える。
その結果、読んでいる側も、ああ、そうそう、と共感できる。
あらゆることをポジティブに捉えている、捉えようとしている姿勢と感受性を学びたいものだと思います。
いろんな刺激やヒントを貰った書籍でした。
参考になったら投票いただけると助かります。
読者の皆さんの反応を今後提供する記事の参考にしたいと思います。
本論とは離れますが、中小企業診断士仲間が面白くためになるブログを書いていますのでご紹介します。
www.shindanshi-kenken.com中小企業診断士けんけんの部屋-中小企業診断士試験対策中心で筆者自身の受験経験を余すことなく伝えています。中小企業診断士試験の2次試験が1か月後に迫ってきているので最近は直前対策特集となっています。
hide-syaroushi-shinndannshi.hatenablog.comひでのつぶやきブログ-中小企業診断士と社労士のダブル資格をもつ筆者が、わかりやすい言葉でいろんな制度を中心に解説してくれています。中小企業診断士と社労士という2つの専門家の視点も持つということは物事を多面的に捉えられて羨ましいです。
www.shindanshi-shinblog.com中小企業診断士shinblog-中小企業診断士試験を受験する人に向けてリズミカルな文章で分かりやすくポイントを解説しています。これさえ読んでいたら合格するのではないか、と思えるほど毎回の投稿にエッセンスが詰まっています。