四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

ブルネイ~職業に貴賤?

第164稿です。

先日現地スタッフと話していて驚いたことがあります。

同じマレー系民族の間でも国籍によって人々の中で上下の感覚があるということ。

あるトラブルをめぐって原因を議論しているうちに実は根本には国籍による差別があったのではないかということ。

この国では、メイドさんとか建設業の労働者などは外国籍の人がほとんどです。

資源で潤っているということもあり、周辺国からの出稼ぎ対象国になるのだと思います。

世代にもよるし、個人にもよるみたいですが、現地の人の中には、そういう国籍の人々をひとくくりにして見下すような人もいるようです。

そういう態度がよくわかるのがクルマの運転のときだそうです。

路上でなにか接触事故などのトラブルがあったときに、相手がそういう国から来ているとわかると周囲の人も加勢してやりこめるようなことがあるみたいです。幸いにして自分自身はそういう場面にまだ出くわしてはいません。

同じ言葉を話す同じ民族(厳密には全く同じというわけではないです)のはずですが、就いている職業によって色眼鏡で見てしまうということでしょうか。

現代日本では「職業に貴賤なし」として職業についての区別や差別は少ないように思いますし、自分の中ではこれは万国共通の価値観だと思い込んでいたのですが、ところ変わればそういうわけでもなさそうです。

もっとも、若い世代には差別教育が行き届いていることもあり、そういう意識は薄れてきているようです。

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Golden Jubilee Crown Park(Taman Mahkota Jubli Emas)

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