四十で惑わず、五十にして天命を知る

~海外在住 中小企業診断士&FP1級技能士MASAのブログ~

試験の話~閑話休題~漢字検定

第136稿です。

前回までは4回目でようやくFP1級の試験に合格した話をしました。

qye04202.hatenablog.com

試験の話ついでに最近受けた試験の話をします。

いま私のいる国の日本人会イベントの一つに漢字能力検定試験があります。

これはその名の通り、漢字の能力を試すというものです。

最高は1級で、その後、準1級、2級、準2級、と繋がり、10級まであるそうです。

海外では規定により2級までしか受けられないそうで、ここで実施される試験の最高級は2級でした。

2級というのは、漢検の実施団体のホームページによると高校卒業程度のレベルだそうです。

受ける前は、漢検とか受けて何になるのかな、と思っていたし、高校卒業程度であれば受けるまでもないのではないか、としばらく敬遠していました。

しかしながら海外の場合、ある程度受検者が集まらないとその年は実施できなくなるとも聞いていたので、日本人会イベントの灯が小さくなってしまうのも淋しいと思い、受けてみることにしました。

少なくとも1か月以上は事前学習が必要ということを聞いていたので、昨年合格した人に参考書を買い取らせて貰い(いまはコロナで実質国境封鎖状態なので日本その他に買いにいけないので同胞に譲ってもらうしか手はありませんでした)、学習を始めました。

分野としては、漢字の読み、書き取り、送り仮名、四字熟語、部首、同義語、反意語、とあるのですが、読みは何とかなるものの、漢字を書くというのが意外と難しい

パソコン普及の弊害という側面もありますが、そもそも四字熟語とか部首なんて知らないものが多い

例えば・・

篭鳥恋雲(捕らえられている者が自由を望むことのたとえ。籠の中の鳥が空を恋しがるという意味から。)

秋霜烈日(刑罰・権威・節操・意志などが厳しく、また、厳かなことのたとえ。秋の厳しく冷たい霜と夏の強い日差しの意から。)

犬牙相制(国境が複雑に入り組んだ国同士が互いに牽制し合うこと。)

詩歌管弦漢詩や和歌を吟じ、楽器を奏でること。また、広く文学と音楽のこと。)

などなど。

漢文や古典に造詣が深い人にとっては常識なのかもしれませんが、私にとっては勉強を開始して初めて知ることばかり

もっと難しいのは部首を答えよ、という問題。

例えば・・

岡(部首は「」)

相(部首は「」)

臭(部首は「」)

衆(部首は「」)

甚(部首は「」)

亜(部首は「」)

舌(部首は「」)

奔(部首は「」)

亀(部首は「」)

漢字の部首なんてこれまで考えたこともありませんでした。

でも一通り勉強してみて、新聞や書籍を読むときに漢字に対して、より興味を持って見るようになりました

これは、この試験に向けて勉強した効用かもしれません。

知らないことはいくらでもあり、いくらでも学ぶことはあるものだと改めて思いました。

ちなみにこの試験は勉強の甲斐あって合格していたようです。

次回は中小企業診断士試験について触れようと思います。

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試験の話~FP技能士⑤

第135稿です。

前回は勉強のやり方を変えて少しずつ知識を積み重ねていった話をしました。

qye04202.hatenablog.com

以前にFP1級の試験は基礎編と応用編の2つのパートがあるとのお話をしました。

前稿まではマークシート式の基礎編の話が中心だったのですが、実は記述式の応用編がキーであることもわかってきました。

もともと応用編の難易度は基礎編に比べたらそう高くないとは認識していたのですが、過去の試験では50-60点くらいしか取れていないことに気づきました。

応用編は記述式と言っても論述試験ではなく、ある課題に対して答え(年金額、税額、相続時の自社の株価など)を自分で算出して手書きで解答を書きこむ、というスタイルでした。そのほか、制度に関する記述の穴埋め問題もあり、いずれも答えを見れば、なるほど、と思える内容ばかりだったのですが、自分でほぼ完璧に近い状態で解答することはできていませんでした。

自分の中では、失点の主因が単純な計算ミス、という整理をしていたのですが、このときに、本当にそうなのか、といま一度振り返ってみました。

すると、計算ミスをしている以前に、しっかりと覚えておくべき計算式や税率などが、実は常にあやふやな状態で取り組んでいることがわかりました。

理解と記憶が中途半端なので、設問を前にしても安定した解答が書けず、過去問をやっていても(応用編は過去問と類似の設問が出ることが多く、過去問演習は役に立ちました)きちんと点数が取れることもあるし、別の機会にやると点数が取れないことも多々ありました。

結局、理解が中途半端だったので、使う式の内容や、必要に応じて動員すべき知識があいまいだと結局常に正解を出すことができない、ということに気づきました。

具体的には、殆どの条件は設問で与えられるのですが、設問に出てくる登場人物の年齢条件では、ある年金を加算しなくてはいけないが、それは自分で条件を判別し、加算年金の対象者かどうかを判断するということが必要だったりする場合がありました。

正しく加算したり加算しなかったり、が充分にできていなかった、ということです。

このことに気づいてからは、設問に出てくるケースを使って、基礎的な制度の根幹部分を徹底的に学びなおしました

年金で言えば、こういうときにはこういう加算になる、年金の式の計数はこれを使う、投資信託の利益の計算はこういう風にする、など、いままであやふやに済ませていたところを徹底的にそらんじるくらいまでやり直しました。

いま思えば最初からそうしておけば回り道をしなくて済んだな、とは思いますが、そこが自分の能力の限界だったのでしょう。

こういう取り組みによって、実際の試験では基礎編は60点、応用編は80点超という点数でFP1級筆記試験を合格することができました。

それまでの基礎編30-40点、応用編50-60点、に比べば大きな飛躍でした。何事も基本が大事だな、と改めて感じた一件でした。

筆記試験合格のときには翌月からの東南アジア赴任が決まっていましたので、二次試験の実技試験では赴任直後に一時帰国し受検、なんとか無事通過し、晴れて合格、となりました。

最初に受験を志してから4年の月日が経過していました。

FP試験の話はここまでです。

次回は別の試験の話をしようと思います。

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試験の話~FP技能士④

第134稿です。

少し更新に間が空いてしまいました。

前回はFP1級試験にトライし続けたものの合格に近づかない様子をお話ししました。

qye04202.hatenablog.com

不合格を重ねるうちに息子の中学受験と重なってしまい、一旦受験を休止することにしました。

そのままやめてしまおうかとも一瞬思ったのですが、そのままでは勉強してきたことが何もカタチとして残せないのも心残りになると考え、中学受験がひと段落ついた頃を見計らって、仕切り直すことにしました

いままでと同じやり方をしていても元の木阿弥なので、少し方針を変えることにしました。

まずは自分のクセを振り返ってみました。

FP試験は、ライフ(年金や生保など)、リスク(損保など)、不動産、タックス、金融、相続・事業承継 の6分野で出題されます。

1級の場合はマークシート型の基礎編と記述式の応用編というパートがあり、それぞれ100点満点の計200点、そのうちの120点が合格ラインでした。前稿で少し触れた通り、基礎編が、基礎と言いつつもかなりの鬼門で、いつも点数が30-40点と伸び悩んでいました。

基礎編ではこの6分野が全て網羅されて出題されてきます。

それぞれの分野でおさえなくてはいけない基本的な事項があり、過去の自分はそれぞれの理解、記憶がかなりあやふやであることに気づきました。結局その理解が怪しいため、選択肢を目の前にして確実に正しいものを選びきれず、紛らわしいものに気を取られて不正解になる、という傾向に気づきました。

まずは、基礎的なことを徹底的に繰り返して理解し、記憶するように努めました。

市販のDVD教材をクルマの中で再生し、子供の習い事の送迎時に繰り返し聞くことで脳裏に定着させるようにしていました。

また、同じ資格を目指す人たちの勉強会の存在を知りました。

マイナーな資格であるせいか(?)数は非常に限られますが。。

たまたま家の近くで開催されていたため、さっそく参加してみました。

ファシリテーターの人が試験の特長について解説してくれました。

曰く、基礎編については参考書や過去問の範囲を優に超えて出題される、したがって、その範囲だけをカバーしていたのでは到底合格ラインにはおぼつかない、と。

普段から関連分野の記事に能動的に目を通したり、国税庁のホームページの中のタックスアンサーというコーナーで実際の租税の適用について確認したり、といった参考書を超えた普段からの学習が必要であることを知りました。

それまでの学習は目先の参考書や過去問の範囲を超えることはいっさいやってこなかったので、試験会場で全く太刀打ちできないのはある意味当然のことでした。もともと金融機関や保険会社などの方が多く受ける試験なので、いろんな実務を通して幅広い知識を持っていることが前提になるため、限られた範囲だけ学習していては対応できないのは当然でした。

いずれもよく考えれば当たり前のことだったのですが、それ以前は全くそういう発想を持てていませんでした。

そうして学習を重ねているうちに徐々に知識が積みあがっている感覚が持てるようになってきたことを憶えています。

長くなってきたので続きは次回にお話しします。

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試験の話~FP技能士③

第133稿です。

前稿ではFP1級取得に向けて勉強を始めた話をしました。

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この試験は学科試験と実技試験に分かれていて、学科試験を通過するか、CFP試験を合格しないと実技試験を受けられなかったので学科試験は実質的な一次試験みたいなものでした。

これがなかなか自分にとっては難関でした。

自分が受け始めた頃からの合格率推移は以下のようになっていて、学科試験が比較的合格率の低い試験でした。

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試験は午前中に基礎編というマークシート形式、午後は応用編という記述式という構成でした。

それぞれが100点ずつの配点、トータルで200点満点で、総合で6割、つまり120点を取れば合格でした。

実は午前中の基礎編が曲者

マークシート50問の選択式問題なのですが、かなり細かい知識を求められていました。

そしてほかの資格試験であればある程度過去問で対処もできるのだろうと思いますが、参考書や過去問に出ている論点がそのまま出るというわけでもなく、毎回新しい論点が多く出題されていました。

イメージ的には過去問をやっていても正解を導けるのは3割、といった感じだったように思います。

そういうややこしい試験だったので、模擬試験のようなものも皆無、通信講座もやっていましたが、それをやったからといって合格できるかも自信なく、暗中模索で勉強していたような感じでした。

合格した後で考えてみれば、何も重箱の隅をつつくような問題にまで時間を割いて勉強することはなかった、というのが反省だったのですが、そういうノウハウを教えてくれる講座もなく、勉強仲間もいなかったので、五里霧中で勉強をしていました

そんな試験だったらやめればいいのに、と自分の中で別の自分がささやいていたのですが、この山を乗り越えないと新しいステージが開けないような気がしていて、ただただひたすら過去問に取り組んでいました。

それでも学習に時間をかけた割には成績は伸びず、不合格だった試験における基礎編の点数は100点満点のうちいずれも30点~40点の間だったと思います。

結局選択肢を前にしても正解を絞り込めるだけの確かな知識がなく、結果的に多くの設問をあてずっぽうにマークしていました。

4択なのであてずっぽうでも正解を得る確率は約25%なので、ほとんど実力はついていなかったことがわかります。

そして有効な対策も打てずどんどん合格が遠ざかる思いを感じる中で、息子が中学受験の時期を迎えました。

そちらのテコ入れを本格化する必要もあり、少しの間この試験への挑戦を休止することになりました。

でも実はなかなか合格できずいらだっていたのが実のところかもしれません。。

次回はそんな中でどう合格に近づけたのか、お話をしたいと思います。

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試験の話~FP技能士②

第132稿です。

前回はFP2級を取得し、その勢いでFP1級も目指すことにした話をしました。

qye04202.hatenablog.com

当時(2020年11月現在でも同じですが)FP1級を目指すには2つのルートがありました。

1)FP2級⇒AFP(所定の講習を受けて課題を提出したら取得できる)

⇒CFP試験(6科目、科目合格制度あり、各科目の合格率は30-40%)⇒FP1級実技試験(合格率80%くらい)

2)FP1級学科試験(合格率5%~17% 年による)⇒実技試験(合格率80%くらい)

1)のルートで合格すると国際資格であるCFPも名乗りつつFP1級も名乗れるのですが年会費や試験費用が高いのがネックでした。

2)は日本の国家資格であるFP1級は名乗れますが、国際資格のCFPを取るためにはCFP6科目の試験を受ける必要がありました。

こういう複雑なしくみだったのですが、試験に通れば特に年会費もかからない2)でいくことにしました。

ただ、CFPは人気で予備校でも巷でも多くの講座がありましたが、FP1級学科試験の講座を用意している予備校は少なく(それだけ需要が少ないのでしょう)講座については、かなり限られた選択肢しかありませんでした。

そこまでしてどうしてこの資格に執着したかというと、自分に向いているはず、将来役に立つはず、と思い込んでいたからに過ぎません。

生命保険の設計書を眺めて組み合わせを考えたりするのが好きでしたし、実際に学んだ知識を使って資産の簡単な相談に応じたりしている中でさらにその知識を深めたり高めたりしておきたいと思っていました。

それは、FPのあとは中小企業診断士を取りたいと思っていて、その2つの組み合わせで将来的には経営者のサポートをしていたい、と思っていたからでした。

(当時も思っていましたし、いまも同じように考えています)

資格に関する知識を得るために、予備校の実施する資格説明会に参加したりもしました。

そこで説明してくれた講師の方は、FP1級学科試験が極めて難しい試験であることを強調し、4回でやっと通りました、とお話しをされていました。

自分はFP2級を取ったばかりで勉強したてだったので、このまま勢いで勉強すれば、さすがにそんなに時間かからないだろうと高を括っていましたが、あとで思うとその考えは大きく間違っていました

何も教材なしでは学習も進められないので、その予備校の通信講座を受けることにし(あまりにも需要が少なかったせいで通学講座は開講されていませんでした)学習を開始しました。

それから実際に合格するまでの期間は結局長い長い道のりでした。

しばらくこの話を続けます。

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試験の話~FP技能士①

第131稿です。

前回までは就職に至るまでの20代のときの話をしてきました。

今回以降は、少し話が飛び、40代後半での資格試験の話をしたいと思います。

今回はFP(ファイナンシャルプランニング)技能士の話です。

最初にその資格を取ることになったのは妻の影響でした。

彼女は自己啓発の一環で就職前に既にFP2級、AFPを取得していました。

結婚前にそれを知ったのですが、その頃から、生命保険や損害保険を自分に合った形に契約し直す流れが出てきていて(従来は大手生保や損保が設計した商品を営業パーソンに言われるがままに購入するというスタイルでした)その人に合った保険や損保の提案というのは今後必要になってくるだろうとはおぼろげながら思っていました。

自分自身も大手生保から自己設計型の生保商品に切り替えましたし、マンションを買うのに住宅ローンを活用する機会があったこと、国の年金制度には大きく不安があったこと、などから株や投資信託などの金融商品も活用して資産を増やすことも考える必要性を感じていました。

そこで金融に関する知識を網羅的に取得するべきだと思うようになりました。

巷に出回っている金融系の本に手を出したりして読もうとしてもみましたが、帯に短くタスキに長し、という状態、基礎的すぎたり難しすぎたり、で自分にちょうどいいと思える本にはなかなか出会えないまま40代を迎えてしまいました。

あるとき、そうか、資格取得を目指したらいいんだ、と思い至り、国家資格であるFP2級を取得するための学習をすることにしました。

ちょうど部署が変わったり、仕事上でトラブルを複数抱えていたり、家ではまだ小さかった2人の子供の面倒を見たり、など、公私ともに相当大変な時期だったように思います。

それでも思い立った時にやっておかないとおそらく二度とやる気にはならないと思っていたので、朝の通勤時間や退勤時間の移動中の電車の中や、昼休みに職場から離れた公共スペースの一角を使ったりして勉強をしていました。

試験勉強を始める前からわからないなりにもいろんな金融関係の本や雑誌を読んでいて多少は知識のストックがあったこともあってか、FP2級は何とか取得することができました。

その頃、会社の長期研修等で経営のことを学ぶ機会も多くあり、将来的には企業の経営サポートをしたい、というような思いも持ち始めていました。

そこで、経営者の資産面でのサポートもすることもあるかもしれない、と考えたときに、自分の知識はまだ入り口に過ぎず、さらに高める必要がありそうだ、と思うようになりました。

それに加えて、キャリア面でも自分なりの危機感があったことも、さらにレベルアップする必要を感じていた背景です。

キャリア面での危機感は過去の記事でお話ししていますのでご参照下さい。

qye04202.hatenablog.com

そういうわけでFP2級を取得したばかりではありましたが、さらにその上級資格であるFP1級を目指すことにしました

すでに45歳を超えていました。

次回もこの話を続けます。

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そして就職

第130稿です。

前回までは学生時代の就職活動についてお話ししてきました。

qye04202.hatenablog.com

今回は、就職先を最初の会社(A社とします)に決めた経緯をお話ししようと思います。

当時、機械工学科の学生の一般的な就職先は、重電、鉄鋼、機械、自動車など重厚長大な産業が中心でした。

A社はプラント建設を生業とする会社でしたが、重厚長大型産業に比べて歴代の先輩は少なかったし、そもそも就職活動を始めるまではA社のことを知りませんでした。

4年のときに優秀だった同級生が大学院に行かずに就職した先がA社だったこと、一足先に就職活動していた先輩から、彼もA社を就職先候補として検討していると聞いたこと、からどういう会社なのかな、と興味を持ったのを憶えています。

話を聞いてみると何もない中東の砂漠にプラントを建設したりするらしい、これは面白そうだ、ということで一気に興味を持ちました。

もともと小さい頃からクルマが好きだったこともあって、自動車会社も就職先として考えていました。ところがバブル崩壊後の採用圧縮で自分の行きたいと思っていたメーカーは採用見送り、他の大手自動車メーカーからは機械工学科に対して複数の求人が来ていたのですが、当時から就職先として人気があって、学科からの推薦枠を得るのは難しいそうな気がしましたし、好きな業界ではあったものの、就職を目の前にすると自分がそこで働いているイメージが持てず、クルマの世界に行きたいという強い意志が持てないことに気づきました。

そのほか、航空機関連部品を製造している大手財閥系メーカーの人事の方とも懇意にさせていただき、熱心にお誘い頂きました。

そのメーカーさんはオンリーワンの商品を数多く開発されていて、そこで勤務していた先輩方も熱く仕事の面白さについて語ってくれました。

それでも結局のところ、プラント建設の世界に魅力を感じてしまい、その道に進みたい、と思うようになりました。

プロジェクトの計画をし、多くの人員を配置し、資材や設備を期限に合わせてうまくアレンジして大掛かりな施設を仕上げていく仕事にとてつもなく大きなロマンを感じてしまったからです。

通常は各社からの求人には枠があり、成績順に学科から推薦状が出ていたように思います。先の大手自動車メーカーは複数の求人がありましたが、人気も高かったのでそのまま推薦枠を取りに行っても取れなかったかもしれません。

幸いにしてA社の場合は全く競争もなく(相対的に人気がなかったということでしょうか)無事推薦を頂き、2度の面接を受けて会社から採用を頂き、就職することになりました。

その後の経緯は過去の以下の記事以降でシリーズでお話ししています。

qye04202.hatenablog.com

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